汗を、じんわりとかいているのに、
体は、ひんやりとしていて。

汗の、その下の皮膚を触るだけで、
わたしは自分の体がこんなにも冷たいのに気付いて、驚くことがある。

そして、その奥にある、芯、とやらが、ずっと冷えきっているのにも気付いて。

…単に冷え性とか、
自律神経の乱れとかじゃなくて…

不思議だなぁ、なんて、思う。

表現的には、
暑い熱いと思って、汗ばんでいるのに、
実は冷えて、心許ない。

感覚の裏には、
そうやって必ず、
いつも何らかの事実があって、
その事実が、
感じているものとは、ちょっと違う、
つまり、ギャップがあったりとか、
時に正反対だったりすることもあるんだ。

そうやって掘り下げていったときに、
何が心地よいのか、
何が必要なのか、
深いところで解るようになったら、
もっと気持ちいいんだと思う。

深いところで解るように、なりたいね。