「熱が出たりすると
気づくんだ
僕には体があるって事」

ふと、思い出すBUMPの歌の、一節を、
ぼんやり口ずさみ。

格好つけているのではなく、
ひとりぼっちになってしまった、この日曜日の夜、
ひとり粛々と、発熱をしています。

早いけど、
そろそろ休もうかな。

どうせまた、明日から仕事なんだ。

「君の存在だって何度も確かめはするけど
本当の大事さは居なくなってから知るんだ」

歌は、そうやって続いていく。

見送り、見送られ、わたしは大切なものを、確認する。

仕事とか、生きる意義とか、そういう混乱の中にあって、
わたしが日ごろ、見落としがちなものを、
確認する機会があるということだけでも、
この神戸生活は、有意義かもしれない。

明日から、どうせまた、見失うのだ。

日曜日の夜くらい、そこにあるのに、見えないものを、見てみようと思う。
熱があるときくらい、ぼんやりと、見てみようと思う。
安らかな週末を思い出して、眠ってみようと思う。

(BUMP OF CHICKEN supernova)