こんにちは。6月も中旬を迎え、シドニーは一年で最も、一日の日照時間が短い時期を迎えています。日本でいう冬至ですね。
さて前回は駐在員と現地採用について考えてみました。「現地採用と駐在の話。そして最も大切なこと」
今回は現地採用で働く場合において、掘り下げてみたいと思います。
海外において現地採用で働く場合、大きく分けて「日系企業」か、「現地企業」のいずれかに勤めます。
「日系企業」とは、主に日本で展開する企業(グループ)の現地法人、もしくは日本人が現地で起業した会社などです。例えば商社、メーカー、保険会社、旅行会社、日本食レストランなど。
「現地(ローカル)企業」とは、上記のように日本と資本関係などを持たず、場合によっては日本とはビジネス上何の縁もゆかりもない会社です。
駐在と現地採用の話同様、日系とローカルにもどちらも一長一短あります。
「日系企業」の場合、その会社のビジネス自体が日本と繋がりが深いため、従業員も大半が日本人ですのでコミュニケーションが容易です。
しかし逆に言えば職場での会話はほとんど日本語になり、英語(またはその国の言語)を話す機会が少なくなってしまうのも事実です。
私は現在日系企業に勤めていますが、残業もそれなりにあり良くも悪くも日本の会社です。ですが働いている人も日本人とは言え海外生活が長いので、上司や先輩に気を使って残業したりする事は無く、帰れる日は定時でサクッと帰ります。また社内の雰囲気もオープンで、ギスギスした空気はありません。オーストラリアののんびりした気性がうまく混ざり合っている気がします。
「現地企業」の場合ですと、必然的に職場では英語のコミュニケーションが基本となります。
そして(これも会社によるでしょうが)残業が少なく、待遇が比較的良いのも事実です。
しかしドライな一面もあり、実際に私の友人はある日出社したら上司に呼ばれ、「今日であなたのセクションは無くすことになりました。よってあなたも解雇です。2時間以内に荷物をまとめて出て行く様に。」と言われました。あまりに突然で気が動転してる中、なんとメールアドレスも既に無効化されており、同僚や取引先にちゃんと挨拶もできぬまま追い出された、というケースもあります。
これは極端な例ではありますが、少なくとも礼や情を大切にする日本社会の流れを汲む日系企業では起こりにくいかと思います。
また現地企業の場合ですと、「個」としての存在感をいかに発揮するかが日本以上に求められるのではないでしょうか。日本人であることでどういった利益を会社にもたらすのか?もしくは、国籍が異なる同僚と同じ土俵で競い合い、そこでいかに勝ち上がっていくか?
厳しい競争ではありますが、非常にチャレンジングで刺激的な面もあるような気がします。
私の場合はまだ日系企業でしか働いていないので、機会があればぜひとも現地企業でも働いてみたいと思っています。その為には語学力もまだまだ伸ばさなくてはいけないし、その他のビジネススキルもまだまだ勉強が必要です。ですがより厳しい環境、刺激のある職場に身を置く事で、人はより成長できます。
移住しただけで満足せず、更に上を目指して頑張りたいですね。