「ただ、こうしたいってだけで生きれる世の中じゃないね」
そう彼は呟く。隣にいた私は、その呟きに眉をひそめた。
昼の明るい日差しはいつの間にかオレンジに染まり、そして夜の闇に包まれる。
一日はあっという間だったと言えるその感覚が目に見えて見えるのが、夕焼けだと僕は思った。
その理由は、一日の中で一番美しく、一番皆で共有できる一瞬を兼ね備えているから。
夜明けも、また美しいものである。しかし、起きている人が多いか、と言えばそうではない。
基本的に、友人は朝早く起きることは少ない。それどころか、昼間から起き出す始末だ。
人間の過ごし方には、様々あるんだろう。それにとやかくいうつもりはない。
でも、もったいないと思う。目に見える時間は、とても面白い。
普段は時計で時間を象っているのに、目に見えてそれが現れるのだ。
だから、夕焼けは昔から好きだった。
大学生になった僕は、丁度良い時間に授業が終わり、颯爽と教室を出る。
山の上にある大学は、街を見下ろすように堂々と建っている。そこから僕は街を見下ろす。
青い空が、徐々にオレンジに染まり、朱に色を変えていく。じっと立ち尽くしていると、彼女が通りかかり、僕に話しかけてきた。
「ねえ。何を見てるの? 空?」
「空と街。ここって、綺麗に見下ろせるから」
「ま、山の上だからね。……好きなの、夕焼け?」
「うん。夜明けもまた綺麗だけど……こっちの方がみんな見れるから」
ふうん、と一つ返事を返すと、彼女も隣で夕焼けに目を向けた。
朱に染まっていった空は、少しずつ闇に蝕まれ、藍色に変色していく。
そして、星が瞬き、欠けた月が心細い光を放ち始める。
「……独り占めしたいとか、思わないの? 夜明けなんて、まさにそれじゃない」
「ううん。絵画や写真と同じだよ。みんな好きだから、表現することができるんだ」
「そんなもの、なのかな。君の感性がちょっとわかんないや」
「でも、さ。ただ、こうしたいってだけで生きれる世の中じゃないね」
彼女は僕の発言に眉をひそめた。唐突な話題だったからだろうか、首も傾げている。
難しい世の中になってきたね。今も、これからも。
そう呟くと、彼女もぽつりと呟いた。
「複雑だと思うから複雑なの。そんなことばっかり考えてたら、さっきまで見てた夕焼けまで複雑に考えなきゃいけなくなると思うんだけど?」
「……夕焼けまで? どうして?」
「好きな物を複雑に考えるひとはいないって話。例え複雑でも、楽しい事なんだもの、苦痛にはならないし、複雑に考えているという思考には至らない。まあそれでも生きてる以上苦痛はあるだろうけどね」
「……へえ、そっか。僕、君のそういう考え、好きだよ」
「ありがとう、って言うべき? ……って、本当に暗くなってきたから帰るわ。そろそろバスの時間だし」
「分かった。あと、夕焼けに付き合ってくれてありがとう」
「どういたしまして」
柔らかい微笑みを零し、彼女は歩いていった。
そして、何を思ったのか、くるりと方向転換し、こちらを向く。
疑問符を浮かべている僕に、手を振りながら。
「また、付き合ってあげてもいいよ!」
僕は、無意識に手を振りかえしていた。
***
ミユキです。悠久とは、果てしなく長く続くこと。という意味があります。
だがしかし、うろ覚えなので何かあったら言ってください。タイトル変えます。
あ、タイトルは如何でしょうね。【】は大まかな話の内容で、()は……なんかそれっぽいニュアンスのものを。サブタイトルにしてはタイトルっぽくない語りなので。
今回の舞台は、大学。更に言えば、皆様お分かりにいただけますでしょうか。
芸術工科大学です。山の上の大学です、はい。無論、話は架空の話なんで。実在いたしませぬ。
で、とりあえずよくわかんない内容になってます。あと青春です。ノーファンタジー。イエー!
あ、でも夕焼けに関しては、私が実際に思った事を抜粋しています。
夜明けは基本、一人きりじゃないですか。夕焼けや夕日を見るのはみんなで共有しやすいでしょう。
それに、丘だからすっごい綺麗で。幻想的で個人的に大好きなんです。水に映ったりするのも、とっても綺麗ですし。ふふ。
次回こそファンタジー目指します。というフラグかもしれません←
そして書き方迷走中。今週は早めに更しようと奮闘。でもブログ向けの書き方ってなんやろか……。
ではでは、ちゃおちゃお!
……この挨拶も時折変えようかな。でもciaoって挨拶可愛いですよね?
え?こんにちはって意味だろうって?さようならって意味もあるって聞いた事あるんですよ!
……あれ。でも不安になったんで言い逃げしときます。ちゃおちゃお!
そう彼は呟く。隣にいた私は、その呟きに眉をひそめた。
昼の明るい日差しはいつの間にかオレンジに染まり、そして夜の闇に包まれる。
一日はあっという間だったと言えるその感覚が目に見えて見えるのが、夕焼けだと僕は思った。
その理由は、一日の中で一番美しく、一番皆で共有できる一瞬を兼ね備えているから。
夜明けも、また美しいものである。しかし、起きている人が多いか、と言えばそうではない。
基本的に、友人は朝早く起きることは少ない。それどころか、昼間から起き出す始末だ。
人間の過ごし方には、様々あるんだろう。それにとやかくいうつもりはない。
でも、もったいないと思う。目に見える時間は、とても面白い。
普段は時計で時間を象っているのに、目に見えてそれが現れるのだ。
だから、夕焼けは昔から好きだった。
大学生になった僕は、丁度良い時間に授業が終わり、颯爽と教室を出る。
山の上にある大学は、街を見下ろすように堂々と建っている。そこから僕は街を見下ろす。
青い空が、徐々にオレンジに染まり、朱に色を変えていく。じっと立ち尽くしていると、彼女が通りかかり、僕に話しかけてきた。
「ねえ。何を見てるの? 空?」
「空と街。ここって、綺麗に見下ろせるから」
「ま、山の上だからね。……好きなの、夕焼け?」
「うん。夜明けもまた綺麗だけど……こっちの方がみんな見れるから」
ふうん、と一つ返事を返すと、彼女も隣で夕焼けに目を向けた。
朱に染まっていった空は、少しずつ闇に蝕まれ、藍色に変色していく。
そして、星が瞬き、欠けた月が心細い光を放ち始める。
「……独り占めしたいとか、思わないの? 夜明けなんて、まさにそれじゃない」
「ううん。絵画や写真と同じだよ。みんな好きだから、表現することができるんだ」
「そんなもの、なのかな。君の感性がちょっとわかんないや」
「でも、さ。ただ、こうしたいってだけで生きれる世の中じゃないね」
彼女は僕の発言に眉をひそめた。唐突な話題だったからだろうか、首も傾げている。
難しい世の中になってきたね。今も、これからも。
そう呟くと、彼女もぽつりと呟いた。
「複雑だと思うから複雑なの。そんなことばっかり考えてたら、さっきまで見てた夕焼けまで複雑に考えなきゃいけなくなると思うんだけど?」
「……夕焼けまで? どうして?」
「好きな物を複雑に考えるひとはいないって話。例え複雑でも、楽しい事なんだもの、苦痛にはならないし、複雑に考えているという思考には至らない。まあそれでも生きてる以上苦痛はあるだろうけどね」
「……へえ、そっか。僕、君のそういう考え、好きだよ」
「ありがとう、って言うべき? ……って、本当に暗くなってきたから帰るわ。そろそろバスの時間だし」
「分かった。あと、夕焼けに付き合ってくれてありがとう」
「どういたしまして」
柔らかい微笑みを零し、彼女は歩いていった。
そして、何を思ったのか、くるりと方向転換し、こちらを向く。
疑問符を浮かべている僕に、手を振りながら。
「また、付き合ってあげてもいいよ!」
僕は、無意識に手を振りかえしていた。
***
ミユキです。悠久とは、果てしなく長く続くこと。という意味があります。
だがしかし、うろ覚えなので何かあったら言ってください。タイトル変えます。
あ、タイトルは如何でしょうね。【】は大まかな話の内容で、()は……なんかそれっぽいニュアンスのものを。サブタイトルにしてはタイトルっぽくない語りなので。
今回の舞台は、大学。更に言えば、皆様お分かりにいただけますでしょうか。
芸術工科大学です。山の上の大学です、はい。無論、話は架空の話なんで。実在いたしませぬ。
で、とりあえずよくわかんない内容になってます。あと青春です。ノーファンタジー。イエー!
あ、でも夕焼けに関しては、私が実際に思った事を抜粋しています。
夜明けは基本、一人きりじゃないですか。夕焼けや夕日を見るのはみんなで共有しやすいでしょう。
それに、丘だからすっごい綺麗で。幻想的で個人的に大好きなんです。水に映ったりするのも、とっても綺麗ですし。ふふ。
次回こそファンタジー目指します。というフラグかもしれません←
そして書き方迷走中。今週は早めに更しようと奮闘。でもブログ向けの書き方ってなんやろか……。
ではでは、ちゃおちゃお!
……この挨拶も時折変えようかな。でもciaoって挨拶可愛いですよね?
え?こんにちはって意味だろうって?さようならって意味もあるって聞いた事あるんですよ!
……あれ。でも不安になったんで言い逃げしときます。ちゃおちゃお!