地平線まで続く真っ白な大地
ラパス到着定刻は朝4時56分、そこから7時発のウユニ行きフライトに乗り継ぎ最高のウユニ1日観光ツアーを楽しむという予定でした。
しかし、到着前から私のソワソワは止まらず。なんと悪天候により出発が1時間半も遅れていたのです。焦ってもどうにもなりませんが、フライト中バックアッププランを考えます。別便で一番早いものを当日購入し、なんかタクシーでもなんでも使って見どころだけでも見て回る、など。。。
着陸し、乗客が降りられるようになったのが6時10分。絶望的ですが最大限の頑張りをしました。幸い、私は通路側席で比較的前の方だったのと、意外にも到着後乗客がほとんど立ち上がらなかったのです。おそらく、高所順応の術なのでしょう。高山病の薬を飲んでいた私は、最初、多少の息苦しさや手の軽い痺れを感じましたが、特に問題ありませんでした。かなり早く、入国審査列に並べることに。そして、預け入れ荷物がないことも幸いしました。10分かからず、私はウユニ便のため、アマゾスナス航空のチェックインカウンターに向かいました。パスポートを見せるだけですぐ発券。ちょっと拍子抜けしてしまうレベルです。ATMでボリビアンのお金を引き出す時間の余裕まで。ATMの機械はずらーっとたくさんありましたが、適当に選んで引き出します。ちょっと多目に200ボリビアーノ(30ドル相当)引き出しました。急いでたし。
ずらっと並ぶエル・アルト空港のATM
200ボリビアーノ。大きい札は早く崩したくなります。
そして無事、ウユニへ!あれ、なんか晴れ予報なのに曇ってるぞ・・・マジか・・・
しかし近づくにつれ、自分の間違いに気づきます。「これ、全部塩だ・・・」
ウユニが塩対応 pic.twitter.com/3kVbksJj5s
— ローリング☆おじさん (@CylColor) 2016年8月7日
ワクワクが最高潮になったところでウユニ空港着。飛行機から歩いてホームに入ります。
とても小さな空港なので、乗り降りは歩きです。
ホテルの送迎、来ると行ってたのに来ず。
そして次はホテルの送迎待ち。。。
— ローリング☆おじさん (@CylColor) 2016年8月7日
ツアーの受付時間もあるので、結局タクシーを使いました。10ボリビアーノ (約1.5ドル)。ウユニ空港にはATMがなかったので、ラパスで現金をおろしてなければヤバかったです。
フラフラ歩く犬、散らかるゴミを掻き分けながらウユニ市街に移動します。
そしてまずツアー会社に行きました。RED PLANET。ここでうっかり受付のお姉さんから「寝袋いる?」と聞かれる。いや、俺1デーなんだけど。勘違いして3デーに入れられかけた。おいおいコミュ障のワイが知らん外人と3日間寝食を共にしたりなんかしたら死んでしまうやろ。
RED PLANETというツアー会社。ここに限らず様々なツアー会社がウユニ塩湖ツアーをしてくれます。
無事、1デーにしてもらったあと、出発まで時間があるので少し街歩き。
んーまぁ味はあるけど寂れた感じだなぁ。夜にあまりふらふらはしたくないですね。よくわからない商店でお水2リットルを購入(5ボリビアーノ)しておきました。
駅前の広場が観光客にとっては安全っぽかった。レストランもたくさんあります。
30分くらいで戻り、それからは待合室で他の旅行者と場の流れで話を。カナダ人やブラジル人やドイツ人や。みんな何週間、何ヶ月も旅しているらしい。文化が違うんだよなぁ。
そしてツアー開始。イギリスのカップル、アイルランドのカップル、ワイの5人チーム。クソリア充共め。ちなみに前者は両方33歳。声優の阿澄佳奈さん、加藤英美里さんと同級生ですね。後者は両方29歳。内山夕実さん、茅野愛衣さんと同級生。私が三十路ですので年は近かったです。
まず、Rusting Trainsを観に行きます。
ボリビアは銀山が有名で、欧米諸国が銀山開発のためにこのような機関車を使っていたとのことです。
その後、Colchani(コルカニ)に移動し、塩がどのように加工されるかを観に行きます。
まさかの日本語の掲示。せっかくなので、小さい袋で2つ買いました。
なお、おみやげ屋もたくさんあります。トイレは2Bsで使えます。
ウユニの塩、一部ドイツやカナダに輸出しているとのことですが、基本的にはボリビア内で消費されているようです。いろんな企業が塩田開発したいと言ってきているらしいですが、あくまで地元のパワーだけで生産するという姿勢らしいですね。この美しい景観を守ってもらうためにも、このままであって欲しいですね。
さ、前哨戦はここまで。次はついに、塩湖に入っていきます。ちなみに、私が訪れた8月のウユニは乾季。あの有名な鏡写しの景色は雨季(12月~2月)に見れるもので、日本人の観光客もその時期に集中するようです。
道も何もない真っ白な平原をSalt Hotelに向かってまっすぐまっすぐ進んでいきます。ちなみに、このSalt Hotelは現在営業していません(ユネスコに禁止されたとか)。地平線まで続く真っ白な大地には本当に感動します。
塩は固いので、ランドクルーザーレベルの車じゃないと走れません
Original Salt Hotel
何故か日本の旗はなかった。韓国の旗は2つあった。
望未さん、いい笑顔です
ここで、ツアーの皆でお昼ごはん休憩。やっぱり塩が良いのかな、お肉もパスタもとっても美味しかったです。あと、デザートのアップルパイ。生地がサクサクで良かった。
次に向かうのはInca Huasi (Fish Island)です。塩湖の中にちょーっとしたサボテン島のようなものがあり、サボテンと真っ白な大地のコントラストが美しいです。ちなみに、別途入場料30Bs($4.5相当)が必要。
そして、(おそらく)このツアーのメイン。一面真っ白の塩湖の中でオモシロ(リア充アピール)写真撮影コーナーです。
塩がキレイなペンタゴン、ヘキサゴンを形成しています。
ワイ、RRE(ロリガロックエクスプロージョン)のTシャツを着てドヤる(ピントは合わせない)
ガイドさんプロデュースの人類の進化過程
美しい真っ白な大地を存分に堪能できて大満足です。ガイドさんプロデュースの写真は若干めんどくさかったけどwでもいい旅の思い出にはなりますね。
帰りにトラクターによって集められた塩の山をパシャリ
真っ暗になるギリギリくらいにウユニの町に帰ってきました。ガイドさんに10Bsをチップに。でも20Bsくらいが相場だったかも。。。
では、ホテルにチェックインするぞ。
安宿であっても、自分のこだわりは一人部屋であることですが、
標高3700メートルのくせにホテルの部屋に暖房がなく、布団にくるまって寝るしかできなかった。
— ローリング☆おじさん (@CylColor) 2016年8月8日
シャワーも若干ぬるく、さすがに寒さが辛かったです。パーカなどを着込んでガタガタ震えながら寝ました。
あ、もちろん寝る前にレストランで夕食。
ボリビアのビール。保存状態がイマイチだったのかなぁ。あまり美味しくなかったです。
写真ではもう少し美味しそうだったのですが、ちょっとイマイチでしたね。
そんなウユニ観光。率直に言うと、
ウユニ、控えめに言って最高だった
— ローリング☆おじさん (@CylColor) 2016年8月7日
行くのは大変です。ですが、行く価値は絶対にあります。今回のような乾季でも、もちろん、ウユニ塩湖の代名詞である鏡写しの絶景が見れる、雨季でも。
ちなみに翌朝、ホテル代まさかの現金払いでボリビアーノが全然足りなくて焦りましたが、米ドルを受け付けてくれてこと無きを得ました。米ドルツヨイ。