番頭が、こう言ってくる。

『俺が悪いんじゃない。あの人が疑うからだ!』

ええ~?

疑うからって、その通りにしちゃったら負けじゃん・・・。




番頭(弥助?)は、どこか遠い所の貧しい農家から、幼い時に丁稚奉公に出されたらしい。

遠い村、貧しくて食べるのも困るような村から来たから、戻ることは考えなかったようだ。

(だから、おしんをマジで見てしまうのかも?毎週日曜日にBSで再放送中です。)

連絡も取っていなかったみたい。

弥助は、生きるためにはどんな知識が必要かを、奉公先の商家で周りを見て気付き、字を覚え、数字を覚え、計算を覚え、ソロバンを覚え、あらゆるノウハウを見て覚えた。

奉公先から、力があるんだから、もっと違う店に行ったらどうか?と言われて、反物屋に行ったみたい。

反物屋の奥さんからは、最初からうさんくさく見られていたみたい。

連絡も取れないような身元の人なんか使えるの?って。

旦那さんには良くしてもらえて、新しい知識も教わったり、一緒に仕入れに行ったりで、勉強にもなり、嬉しかったようだ。

番頭にもしてもらえたし。

一度、何か事件があったみたい。(まとまったお金が無くなった?帳簿が合わない?みたいな)

それで、疑われてしまって、そのときは潔白だったけど、失ったものは見つからず。

奥さんには増々疑われる。

旦那さんも、なんか庇い切れなくて、ちょっと距離を置かれた・・・。

そんなときに、ライバル店からこっちの店に移らないかと言われた。

居ずらかったのもあり、行くことにした。

退職金は貰えないだろうから、と小判一枚を退職金代わりに貰って(勝手に!)

店を移った。

(辞めます、って挨拶したかどうか不明だけど・・・してないのかも。)



う~ん、これじゃ、やっぱり泥棒だよね・・・。


居ずらくなかったら、そのお店にずっと居ても良かったんだけど、って言ってる。



どのように収拾を付けたら良いのかしら!?