SUBARUもか。。。 | 桐島ローランド オフィシャルブログ「Believe! 信じられる未来へ」Powered by Ameba

SUBARUもか。。。

おとといのスズキのWRC撤退に続き昨夜スバルも撤退の発表。非常に残念だが、今の状況を考えるとしょうがないのかも知れない。やはり人を何千人も解雇しているのに何百億もするモータースポーツに出資し続けるのは日本みたいな国だと難しいだろう。そもそも日本ではモータースポーツが文化として根付いていないし、あくまで企業のブランドイメージアップの為のレース活動の場合が多い。ただやはり残念なのが、まだ不況とか言い出したのはこの一年なのに、撤退したのはすべて日本のメーカーである事だ。おれはどちらかと言うと、そのイメージの悪さのほうが後々影響するような気がする。何せ、何百人ものレース関係者が解雇される訳でそのほとんどが欧米人。「日本のメーカーってのはお調子者だな」って思われるのがちょっと悔しい。いまモータースポーツに参戦しているのは必ずしもメルセデス、フェラーリ、BMWの様な高級ブランドだけでは無く、Citroen、Peugeot、Fordなどのメーカーも在る訳だし、彼らだって経済的には厳しい状況だ。もちろん、今後はどうなるのか解らないけど、少なかれ欧米ではレースその物は存続し続けるだろう。それはレースをやり続ける信念が日本のメーカーよりもあるし、そのレースを観たいと思うオーディエンスが日本より遥かに多い事だろう。
じゃあ、どうすれば日本でもレースが盛り上がるのだろうか?ウ~ん、やっぱ難しいね...ただ一つ言えるのは日本は決してレースがしにくい環境では無い事だ。日本程国際レベルのサーキットがいっぱいある国は世界でもかなり珍しい(って言うか、対面積では確実に世界一でしょう)。一般の人がサーキット走行するのもそんなに敷居が高い訳ではない。ちなみにツインリンク茂木のHPを観れば解るだろうが、バイクや車での走行会などの費用はだいたい1万8千円。一時間以上走れてF1やMotoGPなどが開催されている国際サーキットで遊べると考えればかなりリーゾナブルだ。下手な峠などで攻めるより全然安全だし、ドライビングテクニックも向上する。レースに偏見をお持ちの皆様、是非とも一度トライしてください。たまに非日常を体験するのも良いし、プロレーサーの凄さが身に伝わると思います。