春らしい麗らかな陽気です、近所の公園の桜はここからしばらくが見頃というかんじ
今回は読んだ本の話です
ハン・ガン著「別れを告げない」を長いことかかって先日やっと読み終えました
すごく心揺さぶられる内容でした、新聞の書評欄にあった紹介文が面白そうだったので取り寄せてみたんですが、読書らしい読書を久しぶりにした気がします
2024年度のノーベル文学賞作家のハン・ガンさんの作品で、済州島で起こった虐殺事件を扱った小説で、こわいんですが途中で読むのをやめさせない、力のある一冊でした
自分の小説にはじめて接する読者に「最初に読んでほしい」とハン・ガンさんが語ったものとあって、他の作品ももっと読んでみたいとなりましたよー
情報を得るための読書、読みやすさ重視の世の中において、純文学は絶滅しつつある道楽なんじゃないかと思ってましたが、そんなことないと実感
戦後日本はひたすら経済復興の道に邁進してきたわけですが、隣の朝鮮半島ではイデオロギーの対立があって、
それにより命を落とした人が沢山いたということに改めて気づいたし、こんなに近い国なのにずっと政治的にハードで、成り立ちがまったく違うことに驚きます
韓国では兵役があり、そういうのも、戦争に対する意識や危機感が全く違いますよね・・
余談ですがすこし前韓国行ったとき、夜店で働いてる男の人のトレーナーにKOREA ARMYとあって、それがひとりでなく何人かいて、落ち着かない気持ちになったのを思い出しました
物語は、2人の女性主人公の生きづらさと、虐殺事件のダブルイメージで進む構成になってて、ハードな精神世界で、張り詰めたテンションがずーっと続くので、本を開くとはまり込みます・・
読んでてとてもしんどいんですが、究極の愛の小説と語られる理由が分かる、激動である、それなのに静謐さ、明晰さがあるというか、
うまく書けなくて残念ですが、泥の中に咲く蓮の花を見たような、心がしずかに満たされるような読後感でした
さらに余談ですが、子どもの卒業式の道中に読む一冊としては不向きです笑、全ての物事が儚く思えてしまう
ここ最近の出来事をいろいろ書こうと思ったんですが、思いのほか読書感想文が長くなったのでここまでにします
おまけ写真
いよいよ高3で教科書類の増える息子のために、本棚を2階から下ろしてきて増設しました
今回もピッタリサイズで台車を作りました
ホームセンターで板を買ってカットしてもらって、コロをねじ止めして作りました
寄せて収納できるし、掃除のときどかしやすいし、直置きするより便利です
