ロルファーが、カラダが見えないうちは、10シリーズというレシピに頼ります。


そのために、10シリーズのセッションは存在します。


アイダ・ロルフ博士が、ロルフィングの10セッションを残した理由だと思います。


10シリーズを受けさえすれば、カラダは良くなるのか?


答えは、「否」です。


カラダに治癒を起こさせるのは、受け手自身です。


受ける人の良くなりたいという「自覚」と、「意志」がまずあって、それが治癒力となります。


施術をする側は、それを引き出す役割です。


なにをどうすれば今よりも楽になれるのか、痛みの原因を作らなくなるか、ということを、結果的にクライアント自身が理解しなくてはなりません。


10シリーズは指南役となってはくれますが、あくまでも道しるべです。


10回やったら、カラダは良くなるのだわ、というのは他力です。


10回やって、その間に自力で自立する術を身につけよう、というのが、受ける時の正しい姿勢です。


施術側のロルファーが、10回やったらクライアントは良くなるわ、という考え方があれば、それは未熟です。


10シリーズに頼るという他力だからです。


人は人と反応します。


人と、ロルフィングの10シリーズが反応するわけではありません。


人と人の関係の中で起こる治癒の力(メインディッシュ)に、スパイスを付け加えてくれるのが10シリーズです。


ですから、ロルフィングを施す側のロルファーの心持ちが自立していることが、ロルフィングを受けることよりも大切です。


受け手に治したい、自立しよう、という意志があるかどうかが、治癒力の源となり、受けたときの変化の大きさとなります。


ロルフィングを受けること自体が大切なのではなく、ロルフィングを受けて、感覚を感じ、感覚に気づき、その変化を自覚していくことが大切なのです。