無から有が生まれるか、というと、それはない、と思う。


存在しているからには、有が先に有ならければ成り立たないと思う。


有から有が生まれる。これが一番しっくりくるな、と。


反対に、有から無が生まれるかというと、それもないな、と思う。


あるとすれば、有は無があるフリができる、ということ。


あるとすれば、有しかないときに、それが無となること。


そのときには、有一色か、無一色となり、ここに思考の限界が生じる。


そこには、有も無もなくなり、これを空と名付けたのだろう。


悟りとは、この状態を人という存在が体験することなのだろうな、と想像する。