フィギュアスケート男子で金メダルをとった羽生結弦選手がインタビューで答えていたときに、すごいなあと思いました。


ショートプログラムを終えて(高得点で)、金メダルを意識していましたか?ときかれ、こんな内容のことを話していました。


「自分では意識していないつもりでしたが、でも(気づかず)意識していました。直前の6分間の練習で全然カラダが動きませんでした。本番でもカラダが動かなくて。


金メダルを意識して、いつもよりカラダに力が入っていたんだと思います。

自分の考えとのギャップがありました。自分をコントロール仕切れていませんので、これから、、、」



こんな感じのコメントをさらりと言っていましたが、これは、凄いことです。自分の意識と無意識のギャップを、カラダの感覚で気づいているということです。


金メダルへの意識(執着)が無意識のレベルであって、それがカラダを硬くしたと気づいています。


逆に、意識(執着)のないときに、自分らしさが表現できることも知っています。


自分で勝ち取った金メダルという気がしないと言っていたこと。
悔しくて、早く失敗した4回転サルコウの練習がしたいと言っていたこと。


彼の意識と無意識のギャップが修正されたら、彼の演技に追いつける選手がいなくなってしまうのでは、と思います。フィギュアスケート男子は、しばらく羽生王国になるかも知れません(笑


精神的にも、自立していて立派だと思います。


オリンピックの金メダルというと、世界1位です。トップで、それ以上比べられるものはないんですよね。普通満足してしまうものです。


しかし、彼のものさしは、常に自分の内にあります。他と比べるものではないんですね。高く評価されても、うかれることはありません。自分の演技に納得がいくかどうか、なのです。


それに納得していないので、金メダルは誇らしいけれど、悔しいのです。


そして、プラスに思考を働かせることが定着しています。何があっても、マイナスに考えないです。


東日本大震災で自宅が全壊しても、練習できなくても、自分の無力さを感じても、それをマイナスに捉え続けることはありませんでした。


「自分はスケートが好きなんだと気づいた。」
と言っていました。


カラダの柔軟さが保てる大きな要因の一つは、この考え方です。何があっても、自分の糧にしてしまう、ポジティブシンキングにあります。


これがあるときには、背骨は弾力と、柔軟性を兼ね備えた、自由さを手に入れ、それを保ちます。


19歳ですよ。19歳でこんな気づきがあるなんて、本当に驚きです。


今からの世代には、今までのしがらみに縛られない、こういう子供達がたくさん育ってほしいなあと思います。