さて、私の日常のある場面での些細な選択の話しです。


毎日電車で通勤しています。乗り換えがあるときもあります。先日電車でのこと。乗り換えて、空いている席に座ろうとしました。


半人分くらいしか空いていませんでした。


しかし、30代の隣の男の方(Mさんとしましょう。)の隣にも半人分の隙間が空いているので、少し横にどいてくれるだろうと思いましたので、おじぎをしてAさんの隣に、ぎゅっと座りました。


でも、Mさんは、隣の半人分空いている方に、少しも動いてくれませんでした。私はとても窮屈なままです。


自分の反応は、自分の選択です。


私が反応を選択する様子を見てみましょう。一瞬のうちに自分はこう反応することを選択しました。


<反応その①>  あれっ、席を詰めてくれないな、隣のMさん。
<反応その②>  なんでだ? ちょっとキツイじゃないですか。押し返したろかな(イラッ


そして、Mさんは口に手も充てず、大きな咳を時々します。


私は選択を決めることができます。

選択A:窮屈なので、席をどいてどこかに立つ
選択B:そのまま座っておく


私は、Bのそのまま座っておく、を選択しました。


咳は気にしないことを最初から選んでいました。


というのも、私は電車では常にマスクをしているからです。都会は人が多すぎます。自然ではありません。特に電車など混む場所では、風邪やインフルエンザを予防するために、できることは普段からしています。


これも私の選択の一つです。


次に、即座に反応を変えました。

<反応その②>  なんでだ? ちょっとキツイじゃないですか。押し返したろかな(イラッ

<反応その③> 
 よし、良い機会だ。ムーブメントを練習しよう。この窮屈さでも、楽に感じるポジションを見つけてみようっと。


こうして空いているスペースにずれてくれないMさんに意識を向けるのは止め、自分のカラダの中の感覚に意識を向けました。


足から座骨へのつながりと、背中から座骨のつながりを意識しながらつなげていきました。呼吸が楽にできるようなポジションを見つけました。


そうすると、カラダの力が抜けていきました。良いバランスを見つけて逆にうれしくなりました。


<反応その④>  このままバランスを取りながら、本を読もうっと。


その後は、Mさんのことは全く気にならず、降りる駅まで電車が揺れるに合わせてバランスを保ちながら、本を読んで過ごしたのでした。


最後までMさんの反対側は、半人分のスペースが空いたままでした。Mさんがなぜ席をずれなかったかは、最後まで謎でした。


しかし、私は普段は意識しない、おもしろい体験をさせてくれたな、Mさん、と思い、それはそれで楽しい経験となりました。


これが私が選んだ体験でした。


さて、もし私が②の、


<反応その②>  なんでだ? ちょっとキツイじゃないですか。押し返したろかな(イラッ


と思いながらずっと降りる駅まで行ったら、それはそれは、すごいストレスだったことでしょう。


③と④に反応を選択し直すことで、逆に楽しい時間となったのでした。


席の窮屈さと、お隣の席を詰めず、
口に手も充てずする咳を、Mさんのせいにすることは選択しませんでした。Mさんには動かない理由がそれなりにあったかも知れません。もしかすると、風邪で動きたくなかったのかも知れませんね。


このように、日常の些細なことでも、私達は、常に選択する、し直すことができるのです。


相手を変えることをしようとすると、反発が起こります。例えば私が座って、隣のMさんを押し返したら、向こうも押し返してきたかも知れません。


一般的に、相手を変えようとすると、抵抗に遭います。口論に発展して、お互いストレスを溜めて、それが爆発すると、怒鳴り合いになったりと、嫌な思いをすることが多いでしょう。


まあ怒鳴り合いをすると、お互いに溜まったエネルギーが爆発して発散されるので、一時的に静けさはもどってくるのですが、また違ったことが起こると、再発するでしょう(笑


変えようとすると、相手は変わりません。だから、自分の中で反応を選び直して、まずは自分のカラダがポジティブに反応するよう選び直します。そうすると、相手が変わります。


カラダは発信器です。ストレスを抱えていると、無意識下でもそれは相手にも伝わります。だから、自分をポジティブに変えると、それも伝わるのです。


と言うわけで、反応を選択し直して、自分の内がハッピーであることを選びましょう。最初はうまくいかなくても、抵抗が大きくても、気づいていくと、少しずつうまくいくようになっていきます。私も日々練習しています。


最後に、窮屈な中でも楽に座れる、っていうのは、カラダを知っているという選択をしてきたからできることですね。選択肢は多ければ多いほど良いものです。


心とカラダの反応を、少しずつ選択できるようにしましょう。そして、ストレスフリーを目指しましょう。楽しいですよ。