「困難に打ち勝つパワーが、自分の中にあるということに気づいてほしいから。もともと持っているパワーを、その人に返してあげたいんだ。」


クラスが終わって、週末前に、クラスの生徒や先生といっぱい飲みに行きました。そこで、大先輩ロルファーさんから何故、ロルファーになろうと思ったのか、と聞かれたときにこう答えていました。


なるほどな~、改めて聞かれると、こういう理由がまずは奥底にあったのだなあ、と思いました。


自分のケガを通してカラダを学んできましたが、それは表面で起こっていることで、動機はもっと深いところにあったのだと、思い出しました。


日本にいると、見えないプレッシャーがあります。それを受けているんですよね。毎年自殺する人の数が多いのも、みえないプレッシャーが人を押しつぶしているからだと思います。


日本ってユニークな国だと思います。例えば、ある人がとても斬新でユニークだと「出る杭は打たれる」といいますか、個人のユニークさって否定されがちになります。


平均的でいることが、突出するよりも良いことのように捉えられがちです。でもおもしろいことに、反対に
出る杭が、すごい結果を残すと、周りの評価は一変して「時の人」となります。なんじゃそりゃっ!?て思ってしまうのは私だけでしょうか。


アメリカでは、ユニークな個性であっても、みんなと同じ人権は保障されるべきだという動きが生まれます。移民の国で、いろいろな人種が混ざっていますから。


日本って、今まで積み重ねてきた歴史や伝統があるので、礼儀やしきたりなど、みんなが決まったやり方に、自分を合わせにいってると思うのです。組織の決まったやり方が個人より重んじらる。


人って、本来は自分の感情は、ストレートに表現して生きていたい生き物だと思います。それが個人を生き生きさせるのだと思うのです。


音楽が流れると自然に踊り出すアメリカ人を見ていると、日本人は自分のイキイキを表現することが苦手ですし、どう表現したらよいか戸惑ってしまいます。


赤ちゃんから小さな子供の頃までは、音楽がなるとリズムに乗ってカラダが動いたりして、多分みんなそうだったと思うんです。でもいつしかその動きがなくなってしまうんですよね。



社会や文化の中で育つ環境が、自分の感情を内側に籠もらせるからです。


骨格にも日本の文化は現れているのですよ。良いとか悪いとかではなく、一つの特徴として、他の文化に住む方に比べ、日本人の背中って、カーブが少ないんです。ぺったんこ気味の背骨をしています。



内側にある感情がポジティブに、クリエイティブに表現されると、日本人にしか思い浮かばないような
アニメや漫画などのサブカルチャーとして、あるいはアートとして世界に発信されています。ものすごい種類の漫画がありますが、これ、世界の中でも日本独特なんですよね。


また、「今年の流行」ということを考えてみると、一気に流れが流行に乗って、乗ったと思ったら、一瞬で去って行くという側面も、日本の文化の表れだと思います。


流行に乗っていると、はまった感があって、逆にずれていると、なんだか浮いているように見える、みたいな。でもすぐに過ぎていっちゃって、また新しい波がやってきて。いつも忙しそうだなと思って見てます(笑


ビジネスでは、流行で流行っているだけなのにそれを読めないと、事業を拡大したあとに、もう流れは去っていた、ということも起こります。日本の電機メーカーはそれで苦戦してます。自国の文化を理解するって大切なのですよ。


さて、自分を周りに合わせすぎて、感情や傷が内側に籠もったままになると、いつの日にか自分を見失ってしまいます。自分が何を感じているのかも、分からない。そのパターンから抜け出すにも、どうしていいか分からない。


その抜け出す鍵がカラダにあります。自分の感覚は身体にありますから。つねったら痛い、と感じる感覚の延長に、頭痛や腰痛の先に自分らしさがあるって、おもしろくないですか。


今の自分は何かが違うな、と思ったら、自分の身体感覚を感じ直すことから始めればいいんです。
自分らしさはみんなにあるけれど、それがちょっと奥に引っ込んで、眠ってしまっているだけなのですから。


日本で自分らしくいるって、とてもチャレンジなことだと思うんです。壁を乗り越えて、どこにいても、いつでも、自分らしくいられる感覚があるって、素敵だと思うんですよね。


そして、自分の中にこそ、人生で訪れるチャレンジに打ち勝つ力があって、病気に勝つ免疫力があるんです。それを信じられるようになってほしいんです。


自分を信じることは、自分の感覚を信じることです。その感覚は、身体にこそあるんです。自分のパワーを自分のものにして、自分の健康と成功をつかんでほしいなあと思うんです。


僕は基本お酒が飲めないので、1杯で十分気持ち良くなれます。みんなといて、飲みたいなと思うときしか飲まないんですけどね。今日は1杯ひっかけて気持ち良くなって、先輩ロルファーさん達にベラベラと熱く語っている自分がいたのでした。