過去の出来事で受けた苦しみで、苦しみ続けることはよくあります。


ココロの傷は癒えていないと、それを思い出しただけで、傷を受けたときの感情が蘇ってきます。


では、思い出すだけでもまた傷ついてしまうのでしょうか。


答えは、YESです。


過去のことを思い出しているときには、思考が働いています。そこに怒りなどの感情が発生するということは、過去の傷を、また再び思い出して、そこに同じ意味を与えることになるからです。


私達は、同じ思考、感情が1日に何回も何回も、頭の中をグルグルと支配します。そのパターンから抜け出さない限りは、苦しみが続きます。


頭が考えたものに対し、まだカラダが反応するのであれば、一つ一つそれにづいて、気づいたものから手放すことを許してあげることです。


自分が許すことができれば、その思考や感情は流すことができます。


過去の感情に意味を与え続けるのは、やめる。そう決意したときに、変化はやってきます。


ですが、実際はそう簡単ではありません。


なぜなら、傷を受けて以来の思考が生み出した感情が、カラダに溜まっているからです。カラダに溜まった負の遺産を、まずはチャラにすることが先決です。


溜まったショックはカラダにストレスとして溜められます。これが原因で、自分らしさ、自由から離れて、自分が「こう」と思う方法、言わば、過去に縛られた方法でしか考えられなくなるのです。客観的に物事を捉えることができなくなります。



過去の傷が癒えるとは、その出来事を思い出したときに、サラッと流せることです。記憶と感情が一緒にいなくてよくなったときです。


そうすれば、そのことを冗談にできたり、また笑い飛ばしたりすることができるようになるかも知れません。


さらに、自分のプロセスを振り返ったときに、あれがあったから、今の自分になれた、というような出会いがあり、それに感謝さえできるようになれるかも知れません。


もしそうなっていれば、過去の傷とはさようならです。


無意識に出来事が起こってしまったときには、自分に罪があると考えがちです。そう考える必要はありません。環境や出来事を選べるようになった「今」、自ら過去から縛られないことを選んで、進むことができるのです。


自分が癒える「鍵」は自分が持っています。


「今」から過去の出来事が持つ「意味」を変えることはできます。変えようとココロから決心したら、必ず変わっていく方向に進む、と私は確信しています。


自分の弱さと向き合い、そして過去の傷に支配されて苦しんでいる方々が、自分の意志によって自由になれる、と信じられるように心から願います。