2日前に行われた日本ロルフィング協会のワークショップに司会進行役として参加しました。無事終えられて、ホッと一息です。


来て下さった皆さん、ありがとうございました。


「肩を楽に動かせる」がテーマでしたが、そこで聞いた質問の一つに
「肩胛骨が安定するってどういうことですか?」というのがありました。


肩胛骨が安定するために、前鋸筋という筋肉を活性化させることをしていたのですが、この「安定」の定義が何なのか、ということでした。


ロルフィングの原理原則は重力との調和です。
その状態とは、「筋肉に力が入らない状態で、筋肉や骨がリラックスして委ねられている状態です。」


よく肩が知らないうちに上に持ち上がっていることがあります。パソコンをしていたり、字を書いていたり、料理をして包丁で肉や野菜をきっているときなど。


寒いときや、緊張をしているときにも肩が知らないうちに上がってしまいます。


そういうときには、僧帽筋や、肩胛挙筋で、肩胛骨が持ち上げられているため(肩がもちあがっている状態)、これは委ねられているとは言いません。


肩こりや、偏頭痛などの原因となります。


肩胛骨が下に休んでいる状態、すなわち安定している状態でパソコンをしたり、字を書いたり、包丁で肉や野菜を切ったりすると、肩が上がらず、楽に動作をすることができるのです。


その時に重要なことが、前鋸筋が活性化されている状態で、肩胛骨が安定した状態をまずは作っておいて、その上で動作をするということでした。


そうすると、肩胛骨が肋骨の上を滑るように動くことができ、余分な労力を使わなくてよくなるのです。


ロルフィングの動作というのはとても細やかなので、すぐに完璧にできるというよりも、カラダに一回その感覚を体験させてあげて、自分で意識してできる素地を作ってあげるという理解が良いでしょう。


スポーツも練習すると上手くなっていきますが、ロルフィングの動作もそれと同じです。神経回路を開き、それが太くなるように練習します。


意識して繰り返すほど、前鋸筋などコアの筋肉を使った動作ができるようになっていきます。



そうして肩が楽に使えるようになっていきます。緊張している状態に気づくことができるようになり、肩こりや偏頭痛など、慢性痛の原因を作らなくなっていきます。


ロルフィングは、
重力がセラピストなのです。