ロルフィングでどうして足のセッションが第2セッション目にあるのかがとても良く分かります。
足首の力が抜けないと、地面へゆだねる足裏の感覚が出てきにくいし、膝、股関節へとスムーズに動作が伝わりにくくなります。
足裏から地面へゆだねる感覚が出てこないと、筋膜構造を解放したところで、カラダの使い方が固いままとなります。また、ゆだねる感覚なく、踏ん張って立ったり、歩いたりすると、慢性的に力がこもった状態となります。
足のふくらはぎや、すねの筋肉が疲れやすかったり、筋肉がつきすぎていると、この傾向があります。
カラダは緊張と弛緩のスイッチが、オン、オフ自由に切り替わるのが良いです。オンとオフの振れ幅があればあるだけ、自由さが増えるので、オンの状態にずっとなっていてほしくないのです。
足首が緊張していると、オンの状態が続き、いっぱい筋肉や力を使った状態が続くのです。
この足首のパターンが変わることが、第3セッションの股関節、第4セッションの内転筋や骨盤底をリラックスさせることにもつながります。
また、足のかかとが地面に伸びていく感覚は、上半身の背中側の肋骨までも支えます。足のつま先が伸びる感覚は、お腹側の肋骨を支えます。肋骨が支えられると、肺が大きく膨らむことができ、呼吸が入ってきます。こうして上半身が安定します。
足は、右足と左足の使い方や、感覚が同じ人は滅多にいません。どちらかが、多く支え、地面を蹴る力が強い。強い代わりに、ゆだねる感覚が薄かったりします。
足や足首が、左右同じ感覚がある人は、ちょっぴりホッとします。左右同じ感覚にしていくという、ロルファーとしてのチャレンジが減るからです(笑
足や足裏、そして足首のゆだねる感覚は、身体全体のサポートの要です。
私の経験からも、これらの委ねる感覚は、つながりにくい方も多いのですが、ここが繋がってくれると、ホッと一息。残りのプロセスが楽になります。
アイダ・ロルフ博士は、身体の構造をとても良く理解していました。今、改めて博士の本を読み進めていますが、その理解の深さには脱帽です。
身体の法則を、ロルフィングは知っているからこそ、万人に当てはまるのだと思います。そして、その根本にある法則とは、人は地球上で、重力の中で生きている、ということなのです。
