ロルフィングを受けると、自分らしくなるのはどうしてでしょうか。


それは、自分の感覚に戻ることができるからです


1~2歳くらいの赤ちゃんを観察してみると、その動作にはいつも驚かされます。座る動作、立つ動作、そして歩く動作がだれにも教えられていないのに洗練されているからです。


そして、それぞれの赤ちゃんは、自分の性格をはっきり示します。とっても、自分らしいですね


それが薄くなっていくのは、いつからなのでしょうか。


私たちは、両親や周囲の人を真似て、育ちます。また、情報はありとあらゆるところからやってきます。テレビ、本や雑誌、インターネットなど。


言葉を理解し、思考が働き始めると、人は外からの情報を積極的に吸収し始めます。脳の大脳皮質(理性)が働き始めます。


幼稚園児は、まだ自分のやりたいようにやる子供が多いですが、それでも、家庭や周りに溶け込むために、すでに自分を適応させています。


理性が働くと、既に自分の純粋な感覚(本能)だけではなくなっています。


さて、小学生になる頃には、周りの影響をかなり受けています。そして、そこから中学生、高校生になったら、自分の中の「当たり前」が、出来上がっています。


大脳皮質で理解する「当たり前」なことは、フィードバックされて、そこに新しい理解が重なっていきます。こうして、私が考える、「私」というイメージが強固になっていきます。


日本は特に、個よりも「みんな」を重視しますから、礼儀やふるまいなどが他と違うと、自分が周りから外れた存在になります。


例えば、子育てをしている親が厳しく子供にしつける、のもそうした一面を持っています。文化的な「当たり前」から外れることを嫌がる親ほど、子供にしつけます。また周りに自分を合わせようとし、それは子供にも影響します。


子供の視点からは、「当たり前」を学ぶと同時に、「自分のやりたいようにすること」が次第に減っていきます。こうして、自分の純粋な欲求から行動することから離れていくのです。そうして私たちは大人になっていきます。


子供は礼儀作法もいつの間にか学び、自分のやりたいようにもできるのが理想ですが、親からすると、礼儀作法は身につけてあげないといけないし、かといって、言い過ぎてしまうのもよくないし。なかなか絶妙なバランスが要求されると思います。


ここで、周りに合わせることしかしてこないと、どうなるのでしょうか。それは自分の感覚が分からなくなってしまうことが起こります。自分が何を感じていて、何をしたいのかの基準が曖昧になってしまうのです。


周りに合わせすぎることで、自分が傷ついた経験は、大人になってから違う形ででてくることとなります。


さて、ここでロルフィングの登場です。ロルフィングのタッチは、赤ちゃんの頃の純粋な感覚を思い出させます。脳の、本能を司る爬虫類脳に働きかけるからです。


しかし、それは時に簡単なことではありません。なぜなら、理性を司る大脳皮質の中には、それまで積み重なってきている「当たり前」の像が積み重なっています。それは身体感覚を鈍くさせます。理性が、本能にアクセスすることを阻むのです


理性を鎮め、体の深部から変化がでるように、ロルファーは手を通して、「純粋な感覚」としての情報を、クライアントの体や脳に送り続けます。また、その感覚を引き出し続けます。


身体感覚が薄いクライアントには、ロルファーが何をやっているのか分からないこともあります。身体感覚がはっきりしているクライアントには、体に起こる変化が大きく、しばしば衝撃的なこともあります。


こうして、ロルフィングは、純粋な身体感覚赤ちゃんの時の感覚爬虫類脳本能の部分に働きかけます。この感覚が強くなっていくと、だんだんと本来の自分らしさが戻ってくることが起こります

もう一度、自分らしく生きる=楽しく生きる。ロルフィングは、そんな手助けをするサポート役なのです。