前回の記事で内在筋をこう説明しました。


「カラダの動きがあるときには、内在筋がまず働き、その次に外在筋(大きな筋肉)が動いてくることが大切です。


内在筋は通常骨の近くにある筋肉で、姿勢やバランスを保ちます。一方外在筋は、より外側にある力強くパワーのある筋肉です。」


今日はこの内在筋と、若さの秘密をさぐってみます。
内在筋の感覚があると、なぜ若さを保つことができるのか。


内在筋は姿勢やバランスを保ちます。私たちが居る間中、ずっとこの筋肉は活動しています。ただ座っている時、立っているとき、また、歩いているときなど。


バランスを保つ内在筋の感覚があると、一番楽な状態で動作ができます。カラダに負担の少ない状態です。


一方、外在筋を使うカラダになると、内在筋の感覚は身を潜め、バランスの崩れた状態で、動作をすることになります。


内在筋は、カラダの軸を立つようにバランスを保ちますが、そのバランスが崩れてしまいます。それはとても微妙な感覚です。知らず知らずの間にカメラのピントがぼやけていくような感じです。


軸のピントがぼやけたまま過ごしていると、知らず知らずのうちに、骨格に負担をかけることになります。何年もかけてそれがカラダの歪みにつながって、疲れやすいカラダを作る原因になっていきます。カラダのラインも美しくなくなっていきます。


実は食べ過ぎたり、疲れが溜まったり、風邪などの病気をしたときにも、カラダは内在筋を感じにくくなっています。


若さを保つ秘訣は、この内在筋の感覚を保つことです。どうやってこの感覚に戻っていくのか。ここでロルフィングの登場です。


ロルフィングでは、まず、内在筋の感覚を感じやすいように、手技で筋肉の層を分けていきます。


内在筋と外在筋の境が、膜の癒着によってくっついてしまっていて、カラダのある部位が、内在筋の感覚が感じられないカラダになっていることは誰にも起こっています。


ですから、まずこの内側と外側を隔てる、筋膜という膜をゆるめていく手技を使います。これを全身にわたって行います。こうすることで、カラダが内在筋の感覚を取り戻します。


この時点で楽になり、若返った感覚も蘇ってきます。


手技で内在筋の感覚をカラダが感じやすくなったら、今度はその感覚に自分で戻ってゆける動作のレッスンをします。若さを保つ内在筋の感覚を自分でコントロールできるようにしていくのです。


軸を保ってバランス良く動く=内在筋を使う、この感覚を育てていきます。


ロルフィングは時間がかかるように見えますが、それまで何十年もかけて作ってきたカラダのバランスの歪みや、長年眠っている内在筋の感覚を蘇らせます。


全身にわたって、内在筋と外在筋の間の、膜の癒着を解いていき、内在筋=コアの筋肉を呼びさますのは、それなりに時間がかかるものなのです。


ロルフィングを受けると、このような過程を経て、楽なカラダと、若さを保てるようになるのです。