この前の筋膜フィットネスの記事にもつながりますが
http://ameblo.jp/rolfer-yuki/entry-11100088467.html


この前、フィギュアスケートを見ながら

うまく動ける人は、筋膜の張力を最大限に利用しているなぁ、とつくづく感じました。


なんといっても高橋大輔くん。

本当に彼は、ねじりからの戻りとか、
腕から体幹を通って足への、もしくはその逆の動きとか、ステップとか、

ほんとーにうまい目
(世界レベルの人なのだから当たり前だけれど、それでも言いたくなっちゃうくらいすごいと、一一般市民として思います[みんな:02]


もちろん彼は日々の様々な練習を通じて、いろいろなものを乗り越えつつ、自分で探究しながらここに行きついたのだと思うけど、その結果、そういう動きがうまれているのがすごい。


筋膜の張力が発揮されていると
全身が調和して動くし
すべてがつながってみえる。


そして、表現力にもそれが現れるのが、これまた筋膜のすごいとこで、そしてそう思うと、筋膜のバランスをとって最大限に特徴を利用していくことは、表現力につながるのがよくわかります。


[みんな:04]筋膜にアプローチする利点の一つですね、表現力につながる、ということ[みんな:03]


筋膜の張力を最大限に利用するうえで難しいのは、

ただ筋膜のバランスをととのえたり
ただからだの感覚を高めて微細な感じをとらえられるようになればできるかというと、そうではなく、

それがそなわっている上で

体外への感覚を広げることができて、キネスフィアを広げることができて、オリエンテーション(方向性)を持っていなくてはいけないというところでしょうね[みんな:05]


そうじゃないと、早いテクニカルな動きの中での表現力は高まりません。

日常の動きでもそうですがべーっだ!


ロルフィングでは、すごく小さくゆっくり動かしながら、からだの感覚を高めたり探究したりすることで、ボディーマップに働きかけたりしますが

それと同時に、内と外の感覚をつなげる意識や、キネスフィアやオリエンテーションへも意識を向けることで

早い動きの中でも、その微細な感覚を使っていけるように、そうすることで筋膜の特性をいかして身体を最大限に活かし表現していけるように導いていきます。



学生時代、このことを知らずに、いろいろなトレーニングをしていたけれど、いろいろな先生からそういった要素を学んでいたし、技術が足りない私がパフォーマーとしてやっていくうえでの得意分野がそこでもあったんだなぁ、と気付かされます。


その得意分野がロルフィングで活かすことができてよかったなぁ。


普段私が踊っている時やピラティスをしている時には、いちいち筋膜のことなんて考えていませんが(動きが早くてそれどころではありませぬので)

内外の感覚とオリエンテーション、キネスフィアを大切にすることで
うまくからだがコーディネートされた時の感覚は、まさしく筋膜の張力を感じます。


逆にヨガの時なんかは、筋膜がストレッチされるのがよくわかりますよね☆

伸びにくいところもよくわかるし、そこでオリエンテーションなどを加えることで伸びやすくなることもよくわかる。
(…と書きつつも、ヨガをする時も実際は、私は筋膜を意識しているというより、常にオリエンテーションとか手足の感覚とかの方を意識しているなぁ、という気付きあり。)



そうやって組み合わせていくことで
筋膜の張力を利用した動きが生まれやすくなって
その時に最適なコーディネーションも生まれやすくなります。


筋膜を意識する必要があるわけではないけれど、
結果として筋膜の張力を利用した動きが生まれる時は身体が最適に使われている証でもあるので
日常の動きをはじめ、スポーツなどの動きの中でも感じてもらえたらな、と思います☆


身体に任せられる自由な動きを目指したいものですねー[みんな:01]