新幹線の中に置いてあるWEDGE。

書店にあっても買わないと思う雑誌でも
手にとる機会があると目を通すようにしているのですが
WEDGEもそのひとつ。

そして、アイディアをもらったり、興味深い情報に出会えることも。

今回は、

頸筋性うつ についての記事があり、
「『新型うつ』原因は首にあった!」
という本を書いている、
東京脳神経センターの松井考嘉さんの考えが医療ジャーナリストの甲斐良
一さんによって紹介されていました。

1968年からムチウチの研究を続け、
その中で首の筋肉異常が自律神経失調症を引き起こす
と、発見されたとのこと。

首の筋異常からのうつの治療。
疑問を持つ方もいらっしゃるようですが、
一つの新しい選択肢ですね。

うつに関しては話せるほど知りませんが、

ただ、強い衝撃にあった時に限りムチウチになるのではなく、

車がもう止まる寸前のスピードでコツンとぶつかるだけでも

ムチウチの症状が後に出てくる人もいて

同じ状況でもムチウチにならない人もいて

それは自律神経のバランスが関係している

…と、ロルフィング界でも取り入れ始めているソマティック・エクスペリ
エンスのインストラクターから学んだことがあります。

その人の交感神経の順応レベルがすでにギリギリの時、
小さなことでも、からだにとって大きな影響を与えられてしまうんですよ
ね。

コップにギリギリまで水が入っている時
ほんの少しだけ水をたらしただけでも
溢れてしまうように。
(あ、花粉症でよくこういう表現しますね!)


そのことを考えると
首の緊張が自律神経のバランスを乱し、
人によっては、うつ症状が出てくることも、考えられなくないかな、と思
います。


昨日、がんなどの細胞や遺伝子研究をしている友人とも、

"知っていると思っていることを本当に知っているのか、探究すればする
ほど感じる"

"がん細胞が強くなり生きのびてしまうのも、受精卵から発育していく過
程も、すべてのことは、たくさんのシンプルなニ択の連続の結果なんだ
ねー"

と話していたところ。


複雑なことではなく、シンプルなことの寄せ集めだけに、わからないこと
が多い。


日々、医師や研究職の方々は
そんなジレンマにもんもんとしながら、
何か鍵はないんだろうかと研究していることを思うと

この、うつに関しての新しい考えも、大切な一歩なのかな、と思います。


そして、健康なうちから、
首だけじゃなく、からだの過緊張を緩和することが大切!!

と、感じたのでした。


からだのケア、みなさんしてますか?