※注意、この文章には地球上生物的大先輩(ゴキ○リさん)が出てきます。苦手な方はご遠慮ください
このブログはノンフィクションです
日付が変わり7月の21日をむかえた。
時間は午前1時を少し回ったあたり。
私は暑いのでベランダのドアを開放しておりました。
うかつでした。全く危機管理が出来ていなかったのです。
まさかゴキブリ(以下省略:G)が潜入してくるとは...
私が目の端に動く黒い物体を感じ、その方へ目を向けるとそこに奴はいたのです。
Gなのです。それもワンマンアーミーで単独潜入してくるとはなかなかいい度胸。
私はすかさず対角に跳び、Gとの間合いを取りました。
彼は羽を、飛行能力すら有する人類唯一の天敵。
むやみに近づき飛び立たれ、私に接触しようものなら私は甘んじて死を選ぶ覚悟。
そもそも私はGと直接対決したことはありませんでした。
実家でGの姿を確認したことがなかったからです。
この日初めて私はGとの直接対決を余儀なくされたのです。
しかし、いざ戦闘が始まり私はある一つの重大な問題に気が付きました。
対G戦闘用兵器ゴキジェットを所有していなかったのです。
それもそのはず、戦闘経験がなく危機管理すらまともにできていない私が準備しているはずがないのです。
私は言いようのない絶望感にさいなまれました。
そして対G戦闘用兵器ないしは殺虫剤を一つとして持っていない自分を責めました。
しかしいくら自分を責めていても解決はしません。
私は近くにあった空のペットボトルを片手にGに挑みました。
が、Gの移動速度たるやすさまじいものでした。
Gはいやしくも壁と天井の角をひた走り、私の魔剣空ペットボトルからの攻撃を難なくかわすのです。
それから部屋の壁から床へ降り立ちました。
私は新たにフローリングを拭くモップみたいなやつを手にしました。
右手には魔剣空ペットボトル、左手には聖剣フローリングワイパーこれがその時私が出来る最大の装備でした。
そして約10分Gの移動は続き、Gが一瞬の隙を見せたその時、私は聖剣フローリングワイパーで一撃を繰り出しました。
しかし奴も戦闘のプロ。攻撃は若干かするにとどまり、むしろGの移動速度は前にもまして迅速なものとなりました。
私は内心とて焦りました。うまく使いこなせない武器、追い付けないGの移動速度。
気が付くと戦闘が始まってから30分をゆうに超えていました。
さすがのGも疲労が出てきたのか、物陰に隠れるようになりました。
そこで私が聖剣フローリングワイパーでかきだそうとすると、Gは私のベッドの下へ入り込み籠城したのです。
私は顔面蒼白。なぜなら私の使っているベッドは、下部に引き出しが取り付けられ床とベッドの間には、わずかな隙間しかないのです。
この時点でこの戦闘の終わりが見えてきました。
方法は2つ。1つ目は、Gが出てくるのをひたすら待つこと。この作戦名を「出待ち作戦」と名付けました。もう1つは、引き出しをすべて引っ張り出しGとの直接戦闘に持ち込むこと。この作戦名は「突入及び制圧作戦」としました。
ここで有効なのは突入及び制圧作戦。
しかし突入及び制圧作戦には、主戦力たる対G戦闘兵器が必要不可欠。
この時、時間は夜中の2時半。買いに行くともできません。
私はやむおえず出待ち作戦に切りかえました。
Gとの戦闘が膠着状態を続ける中、私は1つの希望を見出しました。
コンビニです。ありがとう24時間営業。
私はすぐさまPCでファミマの取扱商品の中に殺虫剤があるか確認しました。
ところが期待もむなしく、防虫剤はあるようですが殺虫剤の販売を確認できず断念しました。
3時を迎えるころには、さすがの私も睡魔に襲われました。
しかしベッドの下にはGが潜伏中。
睡眠中に出てきて這われては一大事。
寝ることもままなりませんでした。
そして途中2度ほど10分の仮眠をとりやっと朝の7時を迎えました。
5時ごろ見た朝日には涙が出そうになりました。
夜中の間はGが出てくることもなく、静かなもので幾度かGの存在を疑いました。
しかし奴がいることは変えようのない事実。
更には眠気と戦闘の緊張から部屋中にある黒いもの、影がGに見えてくる始末。
私は心の中で「心理戦のプロかっ!!」とGに突っ込みを入れたほどでした。
それから私は店の開く9時まで待ち、対G戦闘兵器を買いに近くの店まで出発しました。
寝不足と夏の暑さ、私の体力を削るには十分すぎるものでした。
そして対G戦闘兵器片手に寮に帰り、突入及び制圧作戦を決行しました。
引き出しなどをすべて排除し、ライトでベッド下を照らすと、そこには6時間以上もの立てこもりを敢行したGがいたのです。
私の対G戦闘兵器を握る手に力が入ります。
そして攻撃目標に向けて発射。
その後数回に分けての間欠噴射の末ようやく私は、平穏な日常を手に入れたのです。
全ての戦闘が終わったのが午前10時30分の事でした。
実に10時間にも及ぶ戦闘。
いい経験になりました。
そしてわが攻撃に敗れ死したGに「敬礼ッ!!」
これがG戦記の全てです
長文失礼しました
いじょお(`・ω・´)ゞ