「人は、人に育てられたようにしか、人を育てられない!」山梨県南アルプス市にある八田ふるさと情報館で開催されたチャイルドファースト山梨(山梨子ども虐待ネット)主催の「Stop!子ども虐待」にご縁あって参加し、山梨県立大学人間福祉学部・西澤哲教授の「『助けて!』親の叫びと、子どものSOSを見逃さないために~地域の連携に向けて~」の講演を拝聴しました。
昨年度の日本で認知した虐待死件数は、40~70件で、推計値は、350~500件です。毎日一人以上の子どもが虐待や親の暴力でかけがえのない命をなくしています。日本には、死因究明制度がなく、社会の無関心が生んだ「一年以上居所不明児」「所在不明児」が存在します。
また、虐待を背景にしている重大事件もたくさんあります。例えは、大阪池田小学校事件児童惨殺犯・宅間守の生育歴は、親からネグレクトと身体的暴力を受けていたこと、理性を司る前頭葉が20パーセント少なかったこと等が判明しています。
急務とされることは…、
〇虐待対応体制の再構築
〇チャイルドデスヴュー精度の構築
〇国家と家族の関係のあり方の再検討
〇重大事件と虐待の関係の分析、事件から学ぶ「仕組み」の模索
〇虐待する親への支援の不在と必要性
アビューズは、「虐待」でなくは「乱用」と表記した方がふさわしいとのことです。
「乱用」する親の心理は…
○子どもの存在や関係を利用して親が何かを得ている関係
○親子の役割が逆転した未充足の愛情欲求
○無力感・無能感の代償としての支配欲求
○世代間伝達の乱用心理
○被虐待体験の納得による体罰肯定感
○子どもよりも親の自己欲求が最優先
少子化傾向なのに、社会的養護は多子化傾向にあります。
誰のための育児か…
〇健康的な育児→子ども幸せ、幸せなお裾分け
〇乱用的な育児→自分の幸せ、欠けたものを補う
お問い合わせ先
チャイルドファースト山梨(吉田さん)
080-5055-9463
