こんにちは、今日もCDのレビューをしていこうと思います。

今日レビューするのは4FELIDSです。VALSHEさんの4枚目のシングルになります。こちらの作品は猫科の動物がモチーフになっていて、ジャケットにもそれぞれ猫科の動物が描かれています。

 

1.Tigerish Eyez

VALSHEさんの楽曲の中でも王道なデジタルロックに仕上がっています。その上テンポも早くてサビも力強いです。イントロには虎の咆哮から始まりとことんエネルギッシュなイメージを作り上げています。歌詞の中では孤高故の悩みや葛藤、切ない感情が綴られていますが、サビでは力強い歌詞になっていてますますかっこいい曲に仕上げられています。ボーカルの力強さや迫力はもちろん、サビやイントロのサウンドも激しくて聴いているだけで心の迷いが晴れていく感じがして気持ちがいいです。MVでも虎が迫力のある動きをしていて、生物の力強さを感じます。様々なライブでも披露されているので、円盤でも聴いてみてほしい曲の一つです。(おすすめはLIVE THE ROCKとEMERGENCYCODE:RIOTです)

 

2.Leopardess

VALSHEさんの楽曲の中でも珍しくジャズテイストなロックとなっています。黒豹がモチーフになっていることもあって、大人っぽい雰囲気のサウンドや歌詞が感じられます。それ以外にもサビでのファルセットやフェイク、様々な楽器の賑やかさがこの曲の特徴であり良さでもあると思っています。サウンドの賑やかさに比べて、ボーカルが飾り気のないまっすぐな歌い方をしているのもこの曲のいい所だと思います。数多いVALSHEさんの楽曲の中でも僕はLeopardessが一番好きですね。

歌詞の内容は聴いた人のそれぞれの解釈にお任せします(笑)

詳しくは下のインタビュー記事をご参照してください

 

 

3.ライオンとチョコレート

こちらも珍しい楽曲になっていて、簡単に言えばクラシカル×ロックといった感じです。そして唯一このシングルの中で日本語の名前の曲名にもなっています。色々曲名を試行錯誤した結果、この名前に落ち着いたそうです。イントロは静かな始まりですが段々と力強さを増していくサウンドになっていて、それがライオンを思わせる雰囲気になっています。歌詞の内容としては「愛しているからこそ別れなければならない・好きな人のために無理して自分を作っていく矛盾や葛藤・自問自答」といった感じでしょうか。最後の大サビは力強くも最後はなんだか切なさや儚さを帯びた歌い方でしんみりしてしまいます。あまり類を見ないサウンドや特徴が多くて、ライブでもほとんど披露されないのでいつか見てみたいですね。

 

4.Shifty Cat

こちらはサウンドにかなり特徴がある楽曲で、イントロから無機質な世界が広がっていきます。デジタルなノイズから始まり妖しげなボーカルが浸透してくるかのように入ってきます。ボーカルは伸びがあるのですが、やっぱりどこか無機質で生気を感じられない雰囲気がありますね。それが黒猫の持つイメージと共通していて不思議な感覚にさせてくれます。歌詞が難解なので聞き手に委ねる感じですかね?ライブでも度々披露されていて、バンドアレンジされたバージョンもあったので気になった方は一度聞いてみてはいかがでしょうか。

 

 

最後に

今回の4FELIDSは猫科動物をモチーフに様々なジャンルの曲調に挑戦されていて、新たな楽曲の幅を生み出しています。王道のデジタルロックは主軸に、ジャズテイストなロック、クラシカル×ロック、ノイジーなデジタルミドルテンポといったサウンドにそれぞれ色の違うボーカルを組み合わせていてとても聴き応えがありました。初回限定も1と2があったりMusing盤があったりするので、集めてみるのもいいかと思います。

 

 

 

最後まで読んでくれてありがとうございました!これからもよろしくお願いします。