天使のポケット(TypeA) | ほらでいっぱいの町にぼくのうそが白い息と共に流れてる

ほらでいっぱいの町にぼくのうそが白い息と共に流れてる

わたしはかもめ。飛べないかもめ。日記みたいなもの。

みなさんは『天使のポケット』をご存知ですか?

なに?
知らない。

そうでしょう。
そうでしょう。

いま、わたくしが命名しましたから、

では、一体、『天使のポケット』とはなんなのか?
ご説明しましょう。

一般的に、人間の数と同等に天使は存在いたします。

(ざわざわ)

ほっほー。嘘だと想うでしょう。
ははは…。
嘘です。(笑)

しかし、天使はみなさんの周りに確実に存在します。
そうだなぁ。
そこのちょっと幸薄そうな君。(笑)
一瞬、後を振り向いてください。

はい。
後に天使は居ましたか?
ん?
いない。
やっぱり、だから、君は幸薄そうに見えるんです。(笑)

ごめん。ごめん。
それはまったくの冗談ですが、実際には君のそばにも天使はいます。
ただ、天使をみることはできません。

ただし、一瞬ですが、見る方法があるんです。
知りたいでしょう。

じゃ、特別に今日は教えましょう。

うんと、そうだなぁ。
今日は君を中心にしよう。
じゃ、教壇に上がってもらえるかな。
はい。みんなは拍手。
(拍手)

じゃ、ここは会社としよう。
わたくしは上司で、君は部下だ。有能な部下でよかったよ。(笑)

じゃ、君はわたくしの所にお茶を持ってくる。
やってみようか。
はい。
スタート!

はい。お茶を持ってきたね。

「お茶をどうぞ」

おっ、なにも言ってないのにナイスアドリブだねぇ。(笑、拍手)

いいよぉ、じゃ、もう一度。いいかな。

「お茶をどうぞ」

うん。ありがとう。
あっ、そうそう、
君ぃ、わたくし、今日は向井理ばりにコーディネートしてみたんだけどどうだね。

「えっ?」

(シーン)

…。

「…。」

はい。
ここ、この会話のなんとも言えない空間が天使にはたまらないんだよぉ。

天使は見えたかね。
天使はぁ?

「教授を殴ったら、お星様と一緒に飛び出してくるかも(ぼそり)」

えっ。

「…。」

…。


天使「ここまで気まずいのは無理ぃ!」