昭和60年6月24日 月曜日
7時に起き出して空を見上げると快晴だった。
朝食の支度に取り掛かった。
スクランブルエッグに町で買ってきたオカラと芋の味噌汁にモヤシ炒めと言う豪勢なメニューを4人で食べて一晩一緒に泊めさせた羅臼の兄ちゃんを見送り天気が良いので寝袋
と毛布を干すことにした。
横浜の自宅を出発してから18日が経っていた。
ここ道東の知床半島の東の漁師町、羅臼は居心地が良かった。
毎日、色んな事が起きて刺激的でもあった。
寝袋と毛布を干して、コーヒーを飲みながらのんびりとくつろいでいたら大阪から来たライダーがテントサイトから私たちがいる駐車場へテントを引越ししてきた。
実は週末と言うせいもあってか、キャンプサイトはテントでびっしりと埋まっていて通路にテントを張っている者もいたりしたのだ。
そんな中、大阪のライダーは居心地の良さそうな駐車場の我々の場所に引越しをしてきたのだ。
熱烈歓迎だ。ようこそ、と私たちは彼を受け入れて、では昼食は盛大にやりますか! と言う流れで昼は各自ご飯を炊いて町で肉と野菜を買ってきてジンギスカンと野菜炒めを焚き火でやることにした。
3人のバイク乗りと一人の自転車乗りが一つの焚き火を囲んでジンギスカンと野菜炒めを食べるのも愉快だった。
とても楽しく満足のいく昼食を済ませて私たちは渓流釣りに行くことにした。
今日はさらに上流に釣りに行こうと言うことで川岸を上流に進んだ。
川の水は突き刺すような冷たさだった。3時間ほどで岩魚が7匹と言う釣果で引き上げて6時から夕食の支度で薪に付け火をしていると1台の車がやってきた。
車の旅人も大歓迎だ。
驚いたことにその人は洞爺湖で花火大会を一緒に観たあの、博多からの旅人だった。
久しぶりの再開に嬉しさ全開で本日は岩魚の焼きと玉ねぎ、人参ピーマンの野菜炒めとオニオンスープと言う豪勢なメニューでみんなと愉快に食事をした。
10時にみんなで、「熊の湯」にランタンを片手に風呂桶かかえて行くことにした。
バイク乗り3人、自転車乗り一人、車乗り一人の5人で湯船に並んで浸かり星空を見上げた。
星空は満天で今にも手が届きそうに星が近くに見えるのだ。
何度見てもこの、星空は飽きない。夜はこの5人で満天の星空のご馳走を眺めて、それぞれのテントに帰って心地良い眠りに就いた。