昭和59年12月8日 土曜日 晴れ
午前10時に荷物をパッキングして先日、同泊した車の清主さんと同方向なので一緒に走ることにした。
清主さんの車が先導して国道321号線の海岸線を走った。
ここはワインディングもかなりのもので車も気を使うだろうなと思いながらワインディングを楽しみながら右手に見える太平洋を眺めながら走った。
竜串を越して三崎辺りでわき道に入って見えた絶景に思わず単車を停めて景色に魅入った。
エメラルドグリーンの海に岩肌とのコントラスト何とも言えぬ絶景であった。岬が海に向かって延びる美しいシルエットに私は魅せられていた。
岩肌と緑と海のコントラストが絶妙であった。
しばし千尋岬に魅せられて再び走り始めた。
土佐清水に入って321号線から県道に入り足摺崎に向かった。
足摺崎に向かう県道は岬の際に沿って足摺崎に向かってうねるように延びていた。
先を走る車はカーブの度にブレーキランプが光っていた、慎重に小刻みに曲がる岬の峠道を走る感じであった。
単車にとっては低速すぎて付いていくのがいささか辛かった。車との車間を取るのが大変だった。直ぐに追いついて車間距離が詰まってしまうのだ。
しばらく峠のコーナーを車の後ろについて走り足摺崎にたどり着いた。
足摺崎に行くと先客のライダーがいたので一緒に写真を撮った。
足摺崎は荒々しく男性的な力強さを感じた足摺の灯台は真っ青な空に真っ白なカラダをグンと空に突き出すようにそびえていた。
荒々しさを感じる足摺崎を堪能してから再び私たちは単車と車に戻り走り始めた。
地方道で足摺崎の東側の海岸線を走って国道321号線と合流して321号線で北東方面に向けて走った。
321号線はワインディングの続く海岸線でしばらく走ると海岸から峠越えと変わった。
この伊豆田峠は峠ながら緩やかであった。
峠を越して321号線は四万十川にぶつかり四万十川に沿って緩やかに北上すると国道56号線とぶつかり私は右折をして再び海岸へと向かった。
ここで車の清主さんと別れてそれぞれのルートで走った。
56号線で四万十川を渡り緩やかなワインディングを進んで行くと56号線は内陸から再び海岸に出て約10キロ近く海岸線を縫うようにワインディングが続いて佐賀町からやや内陸に延びてワインディングをしながら窪川町に到着した。
今日は窪川町にあるお寺のユースに予約していた。
ユースには午後4時過ぎに到着した。
このお寺は37番礼所であるのでお遍路さんが結構出入りしていた。
精進料理的な食事をしてユース利用者は私一人駄々広い畳部屋の隅に布団を敷いて、いささか寂しい夜を過ごした。

