思い出なるままに 本州編前編~3~ | のんびり行こうよ どこまでも 

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ビキナーオヤジモデラーの奮闘記

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横浜を出発して2日目、ユースのペアレントさんに見送られて磐梯猪苗代を後にした。

雨は相変わらず止む気配もなく今日はひたすら走り続けた。

昨日走って来た49号線から郡山まで行き4号線を北上して福島、白石を過ぎて岩沼で6号線に合流する形で北上して仙台バイパスにて仙台市内に入った。

雨で視界が悪く路面も滑りやすいので速度も控えめに走行したので仙台に入ったときにはすでに夕方を回っていた。市内に入ったので適当な場所で休憩しようと思い喫茶店を見つけてそこで冷え切った身体を休めながらコーヒーを飲んだ。出されたお絞りが温かくて生き返る感じがして顔を拭いたらお絞りが真っ黒くなってしまった。排気ガスと泥ぼこりで汚れたのだろう、私は汚れたお絞りを裏返しにして畳みなおして何事もなかったように澄まし顔でコーヒーを飲んで店を後にした。

喫茶店で宿泊先の確認をして雨支度をして単車を走らせた。

 仙台の市街地は想像よりも都会で驚いた近代的なビルが林立してまるで東京と変わらないなと思った。4号線の右手に仙台の駅舎が目に入ってきたこの辺りはまるで都会で私は泥臭く汚れて荷物を満載した単車で都会の真ん中を走る姿は場違いだと思いながら市街地を抜けていった。

4号線から左折をして広瀬川を渡った所に宿泊先のユースがあった。

ここのユースはホテルの一角をユースとして提供しているようだった。

ユースの利用者はこの日は男性3人と女性2人の5人でホテルにはどこかの学生が団体でいた。おそらくはスポーツクラブの部員で合宿か試合で来ているように思えた。

私は同泊者の男性二人を誘って浴場に行った。浴場はかなり広くて前面はガラス張りで広瀬川が一望できる造りになっていた。広い湯船に三人揃って入り広瀬川を眺めた。二人は学生で一人は文京区に住んでいると言うので冗談半分で「東大に通ってるの?」と聞いたら「そうです。」とあっさりと答えられていささか驚いてしまったのだ。

まさか旅先の仙台で現役の東大生に会うとは思いもしてなかったからだ。

三人は結構意気投合して楽しいひと時を過ごした。

入浴を済ませて部屋に戻ってくつろいでいると食事の準備が出来たと館内放送があったので食堂に行ってみるとユースの宿泊者は隅のテーブルで食事も別のようだった。

ジャージ姿の学生と思しき団体たちが列を作って食事の配膳をしていた。

セルフサービスはユースの常であるから私らも自分たちで配膳して食事を済ませた。

寝るにはまだ早いのでユースでは恒例のミーティング(宿泊者同士での情報交換や親睦を深めるための座談会)をやろうということになって女性陣二名を誘って彼らの部屋でささやかなミーティングをやった。

まだ秋の初めなのだが仙台の夜は結構冷える、部屋の隅に石油ストーブがあったのでストーブを点けて談笑していると突然火災警報器のけたたましい音が館内に鳴り響いた。

私たちは驚いて部屋から出てみたらどうやら異常はないらしいが警報器の異常は部屋でストーブを点けた事が悪かったらしい。ストーブを勝手につけないようにホテルの従業員にきつく注意されて私たちはミーティングを止めて就寝することにした。

部屋にストーブがあるのに点けないでくれと言うのもおかしな話ではあると私は思いながら眠りについた。