20IO(にぃまるあいおー) 有楽町                        
 
 「I=いつか」という未来、「O=思い出」という過去。
 
 いつか、きっと、なにか、おこる。
 能動態ではなく、受動態で、ただひたすら「待つ」のみ。
 
 いつか、という頼りなさげな未来に、「思い出」となるような出来事を期待していた。
 蜘蛛の巣を張り巡らせていたわけでもないが、いくつかの誘いもあった。
 しかし、だれとも「出逢えなかった」
 
 
 先週からメールのやりとりを始めた人がいる。
 「逢いたい」と綴られるメールに、
 自由のない今の自分を説明する。
 ならば、メッセをしようと持ちかけられる。
 が、なかなかつながらない。
 
 お互い四苦八苦しながらやっとつながった時は、褒め合い、
 煩いの言葉をかけ合った。
 
 忙しい最中(さなか)、時間を割いてくれて、夜も待っててくれて、
 私の事情も察してくれて、文句も言わず、心配してくれて・・・・・・・・
 
 今日、携帯の電話番号とメルアドを交換した。
 さっそく携帯にメールが入る。
  『もし、今、電話できる状態なら、電話がほしい』
 
 すぐに、電話をした。初めて声を聴く。
  「もし、もし」
  「ぁ、もし、もし」
  「ぁ~・・・・」
  「○○です」
  「はじめまして」、「はじめまして」・・・
 
 照れ笑いと嬉しさのやりとり・・・・
  「明日、逢えますか?」
  「大丈夫なの? 午後から出かけるので、その前なら」
  「ぢゃ、朝早く横浜を出ます」
  「では、有楽町で・・・」
  「詳しくは、メールしますね」
 
 明日、私は3年ぶりに「男の人」に逢いに行く。