20IO(にぃまるあいおー) 蜉蝣君
「I=いつか」という未来、「O=思い出」という過去。
「I=ぃぃ場所」 「O=降りた」・・・
「I=ぃぃ場所」 「O=降りた」・・・
蜉蝣
かげろう
かげろう
電車に乗っているとなにげなく「人間観察」を始めてしまう。
電車に乗ってる時間は15分ほどなので、本でも読めばいいのだが
面倒くさい。と、いうのも老眼鏡を出さなければならず煩わしい。
電車に乗ってる時間は15分ほどなので、本でも読めばいいのだが
面倒くさい。と、いうのも老眼鏡を出さなければならず煩わしい。
以前は、電車で読書を楽しんでいたものだがこの「老眼」ってやつが
面倒くさがり屋さんにしてしまったのだ。
面倒くさがり屋さんにしてしまったのだ。
また、仕事で1日中パソコンの画面とにらめっこしているため視力が
低下してしまい、めがねなしでは文字が見えにくくなったきた。
その影響からか、なるべくならめがねを掛けたくなくなってきてしまった。
低下してしまい、めがねなしでは文字が見えにくくなったきた。
その影響からか、なるべくならめがねを掛けたくなくなってきてしまった。
で、「人間観察」に至るわけだ。
電車がトンネルに入ると鏡ほどではなくても自分の姿が映る。
全員がそうするわけではないが、思わず髪型などを直したりする。
全員がそうするわけではないが、思わず髪型などを直したりする。
本日の私の「目標物」さんもきっとそうだろうと思い、観察を続けていた。
というのも、黒のポロシャツ(なぜか襟がボタンダウン)に、ブラックジーンズ
黒い靴、黒いバック・・・「黒のナルシスト」風だったからだ。
そして、注目はポロの胸のマークなのだ。
黒い靴、黒いバック・・・「黒のナルシスト」風だったからだ。
そして、注目はポロの胸のマークなのだ。
なにかのブランド?・・・・ぇ、動いてる?・・・羽?触角?
やや、緑の色をして、釣りの疑似餌?フライっていう奴?
見ていて、結論は・・・本物の虫だ。
やや、緑の色をして、釣りの疑似餌?フライっていう奴?
見ていて、結論は・・・本物の虫だ。
よくはわからないが、蜉蝣だろう、確かそうだ・・・そう思う。
全然、「黒のナルシスト」さんは気づいていない。
もう少しで、トンネルだから気づくだろう。
だが、そう思いながらも
『いやぁ、あいつは、髪を直す。絶対そうだ。胸のマーク位置には目がいかない。』
そう、感じた。
だが、そう思いながらも
『いやぁ、あいつは、髪を直す。絶対そうだ。胸のマーク位置には目がいかない。』
そう、感じた。
トンネルに入った。
やはり、髪を直し始めた。無駄なことはやめて胸をみろ。
そんなテレパシーを送ったのだが、届かなかった。
もともとハチャメチャ寝癖風なのだから、直す要素などないと思うのだが
やめない。そしてトンネルを出たが気付かなかったのだ。
やはり、髪を直し始めた。無駄なことはやめて胸をみろ。
そんなテレパシーを送ったのだが、届かなかった。
もともとハチャメチャ寝癖風なのだから、直す要素などないと思うのだが
やめない。そしてトンネルを出たが気付かなかったのだ。
息をひそめ、見守る?私の姿にも気づく様子もなく、蜉蝣は数ミリ上下に
動く。触角が揺れる。羽を少しばたつかせる。
そんなにいい場所なのかなぁ。
動く。触角が揺れる。羽を少しばたつかせる。
そんなにいい場所なのかなぁ。

「黒のナルシスト」君と蜉蝣君
に別れを告げ、やや後ろ髪を
ひかれながら
私は電車を降りた。
私は電車を降りた。