20IO(にぃまるあいおー) 夢中人                        
 
 「I=いつか」という未来、「O=思い出」という過去。
   「I=ぁぃ」は「O=おもい」かな・・・
 
 メールのやりとりで、とても好きになった「彼」。
 「彼」との思い出のメールは何度も読み返している。

 一度も逢ったことがないのだが、お互いの共通点や相違点のやりとりとかが
 とにかく毎日が楽しくてしょうがなく、メールを心待ちしていた。
 愛犬を抱いた優しいほほ笑みの写真を見たとき、「好き」以上の感情を覚えた。
 メールでは他愛のないことを語りながらも、真摯な表現と飾りのない本音が
 ヒシヒシと伝わり、「大切な人」になっていた。
 
 半端な今の立場では、どうしようもないことは判っていた。
 けれど、どうしても気持ちを伝えたくなり『愛してる』という言葉を使った。
 その重みを決して軽んじていたわけではなかった、もう心の中が
 「彼」でいっぱいになっていたから・・・・・
 でも、求められることのなにもしてあげることができなかった。
 そばにいてあげたい時に、なにもできなかった。
 
 落ち込んで、泣いた日々。咎められ、悔しくて、悔しくて、自分を責めた。
 時は過ぎた。今は「彼」が贈ってくれた曲をいつも聴きながらすごす毎日。
 
 昨夜、「彼」が夢に現れた。
 なぜか無口で食をほおばる。私と「彼」の間には、顔のわからない、顔のみえない
 人が割って入り「彼」をガードする。手をのばせば届きそうなとこにいるのに
 届かない。「彼」を呼ぼうにも、声がでない。もどかしさと悲しさで目が覚めた。
 夜中の3時。暫く眠れなかったのだがいつのまにかウトウト、重苦しい朝を迎えた。
 暑い、熱い、8月の朝。なんの変化もない、普通の一日が始まる。
 「普通が一番」・・・・、また開き直りの日々が続いていくんだろうな。
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          夢の中の人、あの日々は本当だったんだろうか、あの少し枯れた声が
          携帯を通して耳元に囁く声が、夢の中でもいいもう一度聞きたかった。
          たまに思うことがある、あの日々は 『夢』、『まぼろし~』 
          『現実のわけがないじゃないか・・・』、って----。