200Q   <G2>
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朝の通勤では坂道の住宅街を突っ切り駅へでる。
行きと帰りでは道が違う。帰りには一駅手前で降りるからだ。
帰り道はいわゆる商店街を抜けて帰る。JR駅と私鉄駅が離れていて
それを結ぶように出来ている商店街だ。通勤時間帯などは人通りが多い
のだが、店変わりがときおり行われる。居酒屋が牛丼屋になり今は眼鏡屋・・・
とか、肉屋がラーメン屋になり今はミスドとかネ。
不思議なことに、つぶれそうな(気を悪くしないでほしいが)雰囲気の
布団屋さんとか品ぞろいの少ない果物屋さんががんばっている。

シャッター通りにはならずに次々と店が変わるのは、やはり人通りの
多さなのだろうが、乗り換えで店にも寄らず急がれては商売にならない。
魅力づくりが大切なことを商店街関係者たちも知っているのだろう。
イベントごともたまに行われて、ご近所の子供たちのはしゃぐ日もある。

数箇月前「ブティック」がつぶれた。ご婦人もののあか抜けないカンジの
服が並んでいた店だった。(申し訳ないが、お洒落とはとても・・・)
どんな店ができるのか、少し気にしながら改装中の前を通っていた。
八百屋、肉屋、魚屋が並ぶ庶民的商店街。ドトールとか百均とかもある。
そこに「黒」を基調とした店構えは一風変わった、不似合いな感覚の店が
造られた。

予想を覆す店ができた。どう考えてもこの街にはソグワナイ。
できたのは「ダーツバー」だったのだ。
小窓からでは暗い店舗内の様子がわからない。
何度か店の前を通る度に「気合い」を入れて覗いてきた。
どうやらロウソクを灯すようなカウンターと奥にボックス席とダーツ。
オレにも似合わない。と、思っていた。
ただ、「ギネスの黒」の看板が気になってはいた。

意を決して店に入ったのは開店してから4カ月が経っていた。

辛~い麻婆豆腐のお陰で、喉がとても渇いていたので・・・・・

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