立春を過ぎると、時折寒さが緩んでほっとする数日があったりする。
 梅の花の傍らでは、まだ硬く小さな突起に過ぎない桜の蕾が、
 ほんのりとわずかながら赤らんでいるのが分かるような・・・。
 まだしばらく寒さは続くようだが、春は静かに近寄ってきている。

 家から15分ほどのところにある少年野球場のある公園。
 テニスコートからは元気な60代の声がする。
 
 少年野球の練習が終わるのを今か今かと待ちわびる愛犬家たち。
 グランド整備中でも気にかける素振りもなく、犬を外野に連れ出し
 リードを取りドッグランを始める。
 
 都会で犬を走らせる場所がないにしても、我がもの顔なのが
 どうも引っかかる。
 「早く練習きりあげてよ」といわんばかりの態度に見えてしょうがない。

 共有していくのであれば、マナーを護ってほしい。
 野球をするグランドに犬の糞は似合わない。
 ここは数少ない少年野球専用のグランドなのだから・・・

 球場の周りを黙々と走るジョガーたちとすれ違い、
 階段を降りると葉を落とした樹木がオブジェのように立ち並ぶ。
 やや天気下り坂の夕暮れは、いいしれぬもの悲しさを感じた。
 
 寒さをこらえ少し丸くなっていた背中を真っすぐに伸ばし、
 公園をあとに家路につく。
 静かに春を待つ、まだ冷たい景色の「チイ(小さな)さんぽ」だった。

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   「チイ サンポ」・・・っていうか。 家路っていうか。帰路っていうか。
   2月22日(日)歩行不足なので大回りして歩いての帰宅でした。