
奥田 英朗作「イン・ザ・プール」「空中ブランコ」「町長選挙」の3部作の主役?
精神科医、伊良部の元に集まる患者はみんな「奇妙」な病気を持ってくる。
でも治療らしき治療はほとんどせず、とにかく看護婦のマユミに注射を打たせる。
そう、伊良部は「注射の針が腕に刺さる瞬間をじっとみつめる」フェチ(長い?)。
手段が馬鹿だし、本人たちの悩みに真剣に向き合ってる風を装い遊んでるとし
か思えない。そう、一番アブナイ人は、心を病んでいる患者じゃなくて、伊良部先生じゃないか~!
問題児で、破天荒、マザコンのボンボン、「キモカワ系」とはいいきれないけど・・・
近さからいえば、その系統に所属するのかもしれない。
この本を読み終えると、まぁ肩の力が抜けますヨ。
真剣に読み過ぎたせいか、面白すぎたせいか、鶴見で降りるはずだったのに隣の川崎まで熟読。
慌てて飛び降りました。(汗)「こ~んな、ことはなかった」初めての経験でした。
三部作、でも「イン・ザ・プール」が一番面白かったかな・・。
結果的には自己治癒していったんじゃないかぐらいの感覚を感じる治療?ですヨ。