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「山本文緒」さんの作品は、短編をいくつか読ませてもらっていたが
初めて長編小説に挑戦してみた。
マンション住まいの退屈な主婦(汐美)の平凡な生活が一変する様を、
猫と隣家の息子と父、同じマンションに住むちょっと心の闇を抱えている人々と絡め
みんなが、少しずつ壊れていく。
隣の部屋に住んでいる中学1年の「ルフィオ」。 「フック」という映画に出てくる
 ルフィオという男の子にそっくりなので、彼女は彼のことをそう呼んでいた。
 ルフィオの父ともヘンな出会いをする。ダニー・デビートに似ているので
 「ダニー」と勝手に名付けていた。ルフィオは学校をさぼる癖があり、
 さぼっては汐美の部屋にやって来る。ダニーも会社をさぼったり早退しては
 部屋にやって来る。 奇妙な3人と猫のおりなす奇妙な「生活」。
 淋しい3人が寄り添ったところで、淋しさは消えない。淋しさが、3倍になるだけ。
 そして・・・。  
なんかすごく引きこまれて読み終わりました。 特に「ルフィオ」が・・・私の心を捉えて離しません。