根付「いねが」の件7。
鹿正洞で進行中の、
根付「いねが」の件。
前回からの続き。
「研磨」。
全面磨く。
最初の画像に写ってる、
「豚の鼻」みたいなのは
緒を結ぶ「臍【へそ】」。
緒の結び目を大きくすりゃ、
中で十分「根」になるんだけども。
これが有った方が、まあ安心。
絶対すっぽ抜けないから。
あと「角」にスケッチ段階では
計画してなかった襞【ヒダ】を追加。
裏面の紐孔に鹿角で縁を付けた。
これは補強が主目的。
応力掛かった時、
繊維に沿って牛角に
クラック入るのを防ぎたい。
同じく裏面に「銘」スペースを象嵌。
「銘」も切ってしまう。
裏とか「鬣【たてがみ】」の中まで
隈無くジャダーを除去。
この工程で10日所要。
この細工は割合表面積多いし、
ウロの中とか磨くの確かに
大変だったんだけど。
この先の工程計りながら、
そういう細々したこと
色々やってたもんで、
時間を食った。
やれやれ...。
次は「染め付け」。
じきに千秋楽
続く。
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