6月28日。真夏のような太陽が差し込む朝、私の大切な友人が旅立ってしまった。

長く辛い闘病生活すら笑い飛ばし、
常に前を向いて、笑顔を忘れなかった彼女。

せりが生まれた時も真っ先に飛んできて抱っこしてくれたし、
私の仕事をいつも応援してくれて、美人塾も可能な限り参加してくれた。


仕事の話、美容の話、夫の悪口(笑)
お互いに大爆笑しながら、数えきれないほど多くの話をした。


そして闘病生活のなかで、大切なことを教えてくれた。


「私ね、病気になったことは辛いけど、そのおかげで幸せだとも思っているの。だってね、毎日を丁寧に、大切に生きられるようになったから。」


にぎやかで、、、いや、ちがうな。
むしろ、うるさいレベルだった。
「ドタドタドタッ!」と階段を降りてきて、
「ガラッ!」と大きな音を立てて扉を開け、
「バァーーーン!」と、こちらが飛び上がるほどの勢いでドアを閉め、
「アハハハハハハハハ!」
と、それはそれはでっかい声で笑う。

豪快で、あっけらかんとして、なんならちょっとザツで、立ち直りが早い。
愛に溢れ、親切で面倒見が良くて、責任感も強い。
捨て猫の里親をしたり、
試合に出る患者の学生たちに、手作りの「カツサンド」を差し入れしたり。
まるで、みんなのお母さんだ。

そうそう!仕事の腕は、ピカイチだった。
サロンのオーナーだった彼女は、常にお客さんのことを思い、肌トラブルで悩む人から不妊で悩む人、ミュージシャンからお相撲さんまで、多くの人の悩みを笑顔に変えてきた。もちろん私もその一人。大ファンだ。



どうして彼女は、こんなにも早く旅立たなくてはならなかったのだろう。


彼女と私は、お誕生日も同じだ。毎年お誕生日には、お互いに「おめでとう」を言い合ってきた。


今日は、最後の最後の最後のお別れ。
心を込めて「ありがとう」と「大好き」を伝えた。


優しさと明るさ、強さを持った彼女をいつも胸に、これからの人生を前向きに、毎日を大切に、生きていきたい。


よし!頑張るぞ!



最後まで読んで下さりありがとうございました。



#ありがとうございました 
#大切な友達 



六車奈々