墓じまいの業者は1月中に決めたのですが、都営霊園の施設移動の手続きを取る必要があります。

 

墓じまいのことに興味を持っている方なら、概ね知っていることでしょうが、お寺のお墓の場合はお寺さんと相談する必要があります。

主人の妹が、義理の両親の墓地を先に墓じまいしたのですが、お寺に併設されたお墓だったので、言い値で聞いて払ったそうです。

これは横浜の金沢文庫にある寺さんで、非常に良心的なお値段だったそうです。

正確に教えてもらわなかったけど、10万くらいだったみたい。

週刊誌の記事などによると、何十万、下手すると何百万も請求されるケースがあるそうです。

骨を渡してもらわないと、何もできないから人質を取られているみたいで、嫌な話ですが。

 

私の場合、お墓が都営霊園の為、こうした心配はいりませんが、

「墓じまいをしたいのですが?」

と、問い合わせると、

「はーい。いつでも良いですよ。元に戻して返却の手続きをしてください」

元に戻す?

まっ平らにして借りる前の状態に戻せってことか?

一体いくらかかるんだ?

石屋さんに見積もってもらってこれが20年まえで40万オーバー。

無くなる物にお金を払うのって、かなりハードルが高いです。

そうやって20年寝かせてやっと今年やることにしたので、手続きに入ります。

 

4月からの新年度で申し込みができるというので、3月中旬に問い合わせをしてみたら、

「まだ早いですー」

実を言うと、都営霊園は場所が足りなくて、絶賛返却奨励中。

お墓を返却すると、永代供養のお墓が一基当たり8?10?ついてきます。

従ってお墓に既に入っているお骨は永代に移せます(無料で)。

もちろんまた霊廟を借りようとかそういうことは別料金です。

流行りの樹木葬も、確か別料金。

 

50年以上前に死んだ爺さんに、お墓が無くなってこれだけ金がかかるんだ、と文句を言いたいです。

静かに死んでるから、言わないけど。