いつも話題は食べることです。それだけ六じょうやは

食べることが重要なのです。今回は敬老会で食べた

お寿司と天ぷらのお話です。

 お年寄りの大好物のベスト1はおそらくお寿司では

ないでしょうか?もちろん握りずしです。

大抵の方はこちらに入居される前に、一人暮らしの

経験をされています。その時の食事は多くの方が

作るより、買ってきて食べているので、そのメニューは

簡単で美味しいお寿司に偏りがちなのです。

自分でも気づかないうちに偏食になっていることが多いと

思われます。誰も何も注意をしないことで好きな物だけを

好きな量食べる生活なのです。

 野菜の煮物やみそ汁、煮魚や焼き魚など面倒な調理

のおかずを食べていない方が増えているように思います。

何でもないおかずとご飯とお味噌汁を手作りで作って温かいうちに

食べて頂く生活をこちらで過ごすと、とても体調も良くなり、血糖の

高い人も落ち着き、排便や排尿もリズムがついてきます。

 そんな生活の中で、お寿司や天ぷらを食べることは

一人暮らしで買ってきて食べるお寿司や天ぷらと違い

お祝いとしてみんなで食べるご馳走で、日頃は簡単に食べれない

特別な日のメニューになるのです。

いろどり良く、美味しそうで、堂々とお更に盛り付けられたその姿は、

自分のためにだけやってくる素敵な友人のような物かもしれません。

そのため、特別な友人をむげに追い返すことはなく、食欲不振や食べるのに

障害がある方も、きれいに残さず食べられます。

食べ物として栄養になるだけでなく、友人がお祝いを言いに来てくれた

ように心にしっかり刻み込まれるようです。その証拠にいつまでもその時の美味しさ

を語って下さる方も多く、記憶にしっかり残っているようです。

 日本の良き食文化であり、平和がもたらす良きお膳という訳です。

そこに茶わんむしやデザートや美味しいお饅頭も付けば、

完全なメニューといえましょう。その特別なお祝いのお寿司と天ぷらを

また来年みんなで美味しいねえ~と大げさに言いながら食べる日を

元気に迎えられるように頑張られているみなさんでした。