先日6月23日(金)に六地蔵総合病院主催の第4回市民医療講演を開催させていただきました。
今回もお忙しい中、お集まりいただき誠にありがとうございました。
<第1部>
演題:「便秘と薬のおはなし」
講師: 薬剤部 栗本 秀子
(くりもと ひでこ)
<第2部>
演題:「当院における腹腔鏡手術について」
講師: 外科部長 濵田 拓男
(はまだ たくお)
第一部「便秘と薬のおはなし」
日常と密着した便秘とお薬のお話しをしていただきました。便秘にも様々な原因があり、便秘が原因となる病気もご紹介いただきました。日頃より健康に過ごすための第1歩として、便秘の予防について意識できる内容であったと思います。
**講演内容 抜粋**
便秘は腸以外の他の病気の初期症状ということがあります。
パーキンソン病、レビー小体型認知症、うつ病、糖尿病などが、便秘を引き起こすことがある代表的な疾患です。
その他にも、腎臓疾患、甲状腺機能低下症、自律神経障害、膠原病などがあり、
多くの疾患で便秘を併発することがあります。
急に便秘になった場合には、もしかしたら他の病気にかかっているサインかもしれません。いつもと体調が違うことはないか注意するようにしましょう。
気になることがあれば、すぐに医師にご相談ください。
第二部「当院における腹腔鏡手術について」
実際の腹腔鏡システムを体感していただけるように、実際の映像を元にご説明していただきました。
腹腔鏡手術の歴史のはじまりは、1981年にドイツで腹腔鏡下虫垂切除術、1987年にフランスで腹腔鏡下胆のう摘出術の成功と、まだ手術の分野の中では歴史は浅いものの、機器の進化が目覚ましい分野であることが理解できました。
**講演内容 抜粋**
<鏡視下手術の歴史>
•1981年にドイツで腹腔鏡下虫垂切除術が鏡視下手術の始まりと考えられている。
•1987年にフランスで腹腔鏡下胆のう摘出術の成功が報告された。
•本邦では、1990年に第一例目の腹腔鏡下胆のう摘出術が行われた。その後、急激に普及され始めた。
今回の医療講演を通して少しでも病気のケアについて知識を深めていただける機会となりましたら幸いです。
次回の予定も以下の通り決定しておりますので、ご興味のお持ちの方は、ご来場していただきますようお願い致します。
日時:2023/7/14(金) ※13:30 ~ 15:00
※通常より1時間早くなりますのでご注意ください。
会場:六地蔵総合病院 1F 外来待合室
駐車場:無料
<第1部>
演題:「人生100年時代の目の健康」
講師: 眼科 松本 晃典(まつもと あきふみ)
<第2部>
演題:「病院でかかるお金の話」
講師: 医事課 主任 飯田 良子(いいだ りょうこ)
