GF
下の代の学生指揮者が決まったそうです。
なんと二人定員の学生指揮者のうち二人ともが女性ということで、、うちの団にも本格的にジェンダーフリーの流れが来ているという事でしょうか?
(とは言ってもこのような事が話題に上らなくなることが真のジェンダーフリーかとも思いますが。)
世界で活躍する数少ない女性指揮者として西本智実氏がいますが、もしかしたら本人は自分のアイデンティティに「女性の指揮者」ということは持っていないかもしれない。もしくは歯牙にもかけてないかもしれない。
でも演奏会のチケット・CD・DVDなど商品を売る立場にとっては強い宣伝文句になる。ウリになるわけです。本人の気持ちは別として。
他人と違っていることや数少ないという価値があること、それは全然悪いことではないと私は思うのです。
女性のに対する呼称として"Miss."や"Mrs."を「女性差別」だとして全てを"Ms."にしようという運動があるのは有名な話です。(ちなみに私が中学生のときは3種類とも教えられました。使い分け方は微妙ですが「結婚しているか分からなかったら”Ms. ”を使えばいいんだな」くらいにしか思ってませんでした)
それが現在では「”Miss.””Mrs.”でもいいじゃない」という運動も起こっているそうです。
後者の考えの人って「男性に気を使われる」のが嫌なのかなとおもいます。何かしらの不自然を強いるということですから。
つまり差別的に扱われるのも嫌だし、かといって気を遣われるのは嫌だという人もいる。その考えは個人によってまちまちでケースバイケースなようです。制度化は難しいかもしれません。(自然に”Ms.”が用いられるようになれば問題ない?下の世代からきちんと教育すれば・・・?)
「看護婦」と「看護士」でも同じことが言えます。「スチュワーデス」と「フライトアテンダント」でも。
では「ブラスバンド」と「吹奏楽」では・・・どうなんでしょうね。
遅くなりましたが29期の指揮者さん、がんばってください。応援しています。
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