体を大きくするためには
食事における三つの重要ポイントの
微妙なバランスに気をつけなくてはならない。
エネルギーバランスに神経を
集中させてしまったがために、
ホルモン、代謝そして
エネルギー貯蓄への食事の影響の
大きさを無視してしまっている人がいる。
カロリーバランスのみが
身体組成を決めるという考えでは
物事を単純化しすぎている。
目標達成のひとつは脂肪増加率に対する
筋量増加を最大化させることで、
つまり脂肪の増加を最小に
抑えながらできるだけ
多くの筋肉をつけることである。
従ってどの食物の組み合わせを取り入れ、
どの組み合わせを避けるかを理解する必要がある。
インスリン値が長時間高まり続けると
脂肪や炭水化物が脂肪細胞に送られる割合が増えるからだ。
本来インスリンは栄養を筋細胞に送りつづけるのだが、
長い時間にわたってインスリン値が高まると
筋肉はインスリン抵抗性を持ち始め栄養を受け入れなくなる。
これに対し脂肪組織はすばやく栄養を取り入れるようになるのだ。
もし常に血中のインスリンが
脂肪や炭水化物とともに高いという人は、
筋肉の栄養摂取が遅くなり
脂肪と炭水化物は全部脂肪細胞に吸収されてしまう。
ここで慌ててインスリンを取り除いてしまう前に、
インスリンは同化作用が強いということを知っておこう。
回復と成長のため、炭水化物やアミノ酸を
筋肉に運ぶ役割があるインスリンは
必要であるのでそれを
うまくコントロールしなければならないということだ。
インスリンの上昇を促すために食事をとる時は
血中に理想的な多量栄要素
(プロテイン、炭水化物、脂肪)
のベースがあることを確認し、
間違いなくこのインスリンの上昇が
脂肪でなく筋肉の増加をもたらすようにする。
こういったわけで食事の組み合わせ方は非常に大切なのだ。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
つまり何が言いたいかというと、
・筋肉を成長させるためには
インスリンというホルモンが必要
・しかしインスリンが常時高いと
炭水化物は脂肪に変換されてしまう
・インスリン上昇時に
筋肉増加をもたらすようにすること
が大事ということだ。
インスリン値は食後に高まるので
規則正しい生活と食生活の間に
程良く運動を取り入れる事が
筋肉の成長に役立つということなのである。