七段を取得して早や2年が経ちました。

 

その間、稽古の励み、試合、立合、講習会等々に自分なりに

いろいろ参加、研鑽をつみ、受験条件をようやくクリアしました。

 

 錬士に試験のレポート提出と違い、会場にて持ち込みなし、

本当の意味での筆記試験です。

 

そのため、事前に勉強会が各剣連で開かれ、出題傾向、

形式の分析、解説が行われました。

 

 勉強会から大体2週間後が、本試験となる計算で、

時間が意外とありません。

 

 とりあえず、穴埋め対策は、勉強会の資料で補い、

一番の問題は、筆記の部分です。

 

 2時限目の健康安全の熱中症OR剣道用具の安全の

どちらか一つ、 3時限目の小論文、剣道における指導

のねらいOR剣道指導者としてのあり方のどちらか1題

で700字前後。

 

 参考文献から該当箇所をまとめ、暗記に入ります。

自分で作った文章ですが初めのうちは、なかなか頭

に入らず、音読、書き込み、暗記カードに書き込み、

時間を見つけては読みました、書きました、暗記しました。

 

最終的には、勉強時間トータル18時間53分でノート1冊を使いました。

 

 試験当日になりました。四谷の弘済会館にて、試験が

行われます。12時半より受付開始でしたが12時ちょっと

すぎに会場到着、会場内は、すでに三分の一ほど席が

埋まっていました。

各自各々のまとめノートとにらめっこしています。

 

 1時限目(1.指導法2.試合・審判)がはじまりました。 

A3の用紙にやたらに大きい文字で書かれた問題用

紙兼解答用紙が配られます。

 

1問1問丁寧に解答にとりかかります。開始後、

30分で出られますのでほとんどの人が退室

していきました。

 

ロービーにて2時限目のに備えて、まとめノートにて確認作業をしました。

 

 2時限目(1日本剣道形 2称号・段位 3健康・安全)がはじまりました。

A3用紙の問題兼解答用紙が配られました。

始めてくださいの合図とともに開始し、みんな3問目の筆記の部分

が気になるのか、一斉に用紙をめくっています。

剣道用具の安全管理についての筆記問題が出題されました。

(熱中症・・・結構覚えたのに残念)

 

2時限目は1時限目より30分経過後の退室は若干少なかったようです。

 

 オーラス3時限目(小論文)です。2つのうち1つが出るのですが

700字前後書かないといけないので両方覚えるしかありませんでした。

 

出題だ大本命の「剣道指導者としてのあり方」でした。

大本命だけあって皆さんサクサク筆が進んでいるようでした。

 

 試験を終えての感想としては、審査が5月の京都であるので

合否は、まだ出ておりませんが、自分なりに非常に有意義に

過ごせた時間でした。

 

 剣道を初めて今年で38年目なります。今一度、剣道を学び、

知り、見直し、修行に励む心構えを学ぶいい時間でした。

 

結果はまだ出ていませんが、称号をいただいたら、その名に恥じぬよう修行したいと思います。