木賊温泉(とくさ、と読みます) | あきすとぜねこ☆映画とか食べ物とか日常とか☆
GWは夫と2人で、福島県の南会津にある温泉に行ってきました。
会津と行っても奥会津。八重の桜で賑わった会津若松とはちょっと離れていますが、
ドラマ放送から2年経過した今でも綾瀬はるかさんのポスターが、あちこちに見受けられ、
地元の八重の桜フィーバーを感じました。

木賊温泉には知る人ぞ知る共同浴場の岩風呂があり、GW中は岩風呂目当てのお客さんが、
沢山訪れたようでしたが、私が伺ったのは平日だったので落ち着いたものでした。
ちなみに岩風呂は混浴です。

岩風呂外観



今夜の宿は岩風呂のすぐ近く。
宿に車を駐車し、宿で湯浴着を受け取り岩風呂へ。
バスタオルで入浴してしまう日帰り客も居るようですが、地域の商店や民宿などで200円で貸してくれる
湯浴み着OKをご存じないのかな?濡れたバスタオル持ち帰らなくて済むのに。

湯浴着



岩風呂には女性専用の脱衣場があり、女性でも入りやすい混浴風呂です。
見て見て~♪素敵なお風呂でしょっ♪
奥の湯船の足元から源泉が沸いてます。なので奥が熱湯で、手前がぬる湯。

男性は湯船の目の前のスノコで脱いで、備え付けの箱が脱衣籠です。
私事ですが、男兄弟が居るからだと思うけど、見られるのは絶対嫌だけど、見るのは全然平気。
でも気を使って、目をそらしますよ。もちろんですよ。

岩風呂



奥の熱湯に夫婦で浸かっていたら、中高年の男性二人組が入ってきました。
二人組「いいですか~?」
私たち「どうぞ~」
断る必要は無いんだけど、こういう一言があると嬉しいし和む。
オジサンたちは手前のぬる湯でのんびり。

熱湯に上せて湯船のふちへ腰掛けると、お互いに見えてしまうけれど、湯浴着を着ているので女性でも安心です。
湯船のふちに腰掛けたその時・・・。
夫が私とぬる湯の間に体を入れて、オジサンの視線から私を守ってくれたのです。
(夫は覚えてない、記憶に無い、勘違いだ、と言ってますが)
普段は冷たい口ぶりだったりするけど、本当は○○なのね・・・!急に楽しくなっちゃいました。むふふ。妄想でもかまわないわ!

今はまだ雪解け水が多いですが、夏になると川の水量が減り、川遊びも出来るんですって。

川



宿泊したのは民宿の若松屋さん。
ネットで見つけた、バイクのツーリング客に人気の民宿です。
私はバイクには乗りませんが、岩風呂の真上にあるので最高の立地。
これで岩風呂の駐車場は丸見え。空いてるときを狙って入浴できちゃうのだ!
この後何度も岩風呂に入りましたが、貸切状態でした。

宿




宿に到着したとき、ご主人が口をあけずに(でも食い気味で)、めちゃくちゃ話しかけてきて、ごめん!何言ってるか解んない!
後に歯医者帰りで麻酔が切れていなかったことが判明。
夕飯時にはグイグイ話しかけていただいて、とても楽しい一時を過ごすことが出来ました。

民宿ならではなのが、家庭の床の間で食事を頂くのです。
これは朝食の風景ですが、燐部屋ではご主人が炬燵でTV見てたりします。
親戚の家に来てるみたい!新鮮!
私の子供時分には、(本家だったので)年に何度も座敷にテーブルを繋げて大人数で食事しましたが、
親から私たちの世代になると、親戚付き合いも薄くなりました。
あんなに嫌だった大所帯も、薄くなると寂しいと感じるなんて、人間て贅沢で我侭ですね。


食卓




女将さんもとっても気さくなかたで、滞在中は気持ちのこもった料理に感動しました。
女性らしい花をあしらった盛り付けで、美味しくて平らげてしまいお腹がいっぱい。
蕎麦が出て来た時に、
私「これで締めですね?」
女将さん「このあとハンバーグです」
私「蕎麦の後にハンバーグですか!?」
女将さん「そうよ、白いご飯召し上がるときのおかずに^^」
斜め上からの攻撃に防御策が浮かばずにいると、「ハンバーグは朝食にできますよ」とのこと。
是非朝食でお願いします!

夕食の後、再び岩風呂へ。
昼とは打って変わってこの雰囲気。
川の水の音がザーザー、湯の流れる音がゴボゴボ。なのに静寂を感じるのです。
いつまでも入っていたい・・・。沢山の星が瞬いてました。最高!!





夜


夜の岩風呂