息子と娘が居る夫婦が、孤児院から女の子を引き取ったことで家族が破滅させられていくサイコスリラー。
ホラー苦手な私だけど、こういうのは平気です。猟奇殺人鬼ものとかも楽しく怖がっちゃう。
養女にした賢い少女エスターは、最初は良い子だったが、彼女の周りにはトラブルが絶えない。
学校で怪我をした子供の近くには必ずエスターが居たり。
エスターは頭の良い子のはずなのに、うっかり?兄弟を危険な目にあわせたり。
次第に家族にも危害を加えるようになり、疑いを持った妻が孤児院で調べてもらうと前回の家族は放火で全員死亡していることが判明し、
エスターは危険な子供であると気付く。だが、夫は妻の訴えに耳を貸さない。
頼みの綱の孤児院のシスターもあっけなくエスターに殺害され、妻は四面楚歌になりエスターに家族を乗っ取られていく。
ストーリー展開は王道をいくもので、特別な目新しさも無いのですが、監督が上手いんでしょうね、ぐいぐい引き込まれました。
それになにより子役のキャスティングが良い。
エスター役のイザベル・ファーマン。悪魔の顔から天使の顔まで使い分け。すごい子役ですねー。
えーこの子が?ってくらい可愛い。
妹マックス役のアリアーナ・エンジニアが、天使みたい。
エスターに恐怖で脅され、一人でガマンガマンの可哀相な役でしたが、涙を溜めた大きな瞳がまた可愛くて。
役柄と同じく、聴覚に障害があって、手話と読唇術は本当に得意らしい。
最後に分ったエスターの正体にはギョッ。嘘みたいな話だけど、意外とありそうな気もして怖~い(ここ重要なのでネタバレしませんよ)
それにしても、いくらエスターが悪賢くて人を騙すことに長けているからといって、夫だけは妻を信じて欲しいよね。
最後まで何の役にも立たなかったダメ夫に腹が立ちつつも、スッキリ面白いホラーでした♪