小学5年生のワタルは、家族崩壊によって不幸のどん底に。そんな時、運命を変えられる扉を開け、冒険の世界へ飛び込む。
宮部みゆきの小説のアニメ映画化。
例のごとく、原作は読んでない。
2006年の作品なんですね。もっと新しいと思ってました。
2006年の日本のアニメ映画といえば、ゲド戦記や時をかける少女があって、時かけが面白かった。
時かけで声優をした石田卓也さんや仲里依紗さんは、当時ほとんど無名だったんです。そう思うと5年で随分変わりますね。
ゲド戦記のテルーの唄の手嶌葵さんは印象的でした。
主人公ワタルの冒険の舞台はRPGゲームの世界そのもの。
仲間とともに「5つの宝玉」を集め、女神の居る運命の塔を目指す。
私はゲーム好きなので、「忘れられた教会」「行かず戻らずの洞窟」(だったかな?)などのネーミング好みです。
ゲームをしている感覚で見ました。
この映画のテーマ。
「自分の願いの為には何をしても良いのか」
「運命を受け入れ、そして切り開く」
映画全体の印象は、子供向けでしたが、テーマはむしろ、聞かせてやりたい大人がごまんと居るような。