監督:ウディ・アレン
出演:スカーレット・ヨハンソン、ペネロペ・クルス、ハビエル・バルデム、レベッカ・ホール
パトリシア・クラークソン、ケヴィン・ダン、クリス・メッシーナ
あらすじ:恋愛哲学以外は同じ意見という親友のクリスティーナ(スカーレット・ヨハンソン)とヴィッキー(レベッカ・ホール)はバカンスでバルセロナへ。
二人は画家のフアン・アントニオ(ハビエル・バルデム)に惹かれていく。
<以下、ネタバレ感想>
ベタにロマンチックなタイトル「それでも恋するバルセロナ」。
オビエドのギター弾きのシーンでは、映画の美しさに涙してしまったー!!
でも・・・内容はデートムービーには不向きだと思います!
クリスティーナ
恋愛に自由奔放。自分は人と違うものを持ってると思っていると信じ、常に「何か」を求めてる。
自由恋愛とか自分は進んでる~とか、痛いところもあるけど可愛いなぁと思えるしコメディエンヌ。
フアンとの情事をお堅いヴィッキーに先を越されたのも知らず、帰りの飛行機で一人「ごめんねごめんね~(U字工事じゃないですが)」は可笑しい。
クリスティーナは、随所で笑わせてくれる。
可笑しかったのは、それまで写真を人に見せないほど自信が無かったのに、マリアに「写真の才能あるわ」褒められたとたん、一気に仲良しに。正直で、なんともゲンキンな性格!そういうとこが可愛いって思ってしまう。その後のマリアとの情事までは予測してなかったけど・・・。
ヴィッキー
男性には誠意と安定を求める堅実派。そんな理想通りの婚約者もいる、
あまり面白みのある人生を歩んでない、一番現実的なキャラ。
そんな彼女もフアンの色香にヤラレちゃうんですね~。
フアンとの一夜が良すぎて、新婚生活も退屈になってしまったの。
フアン
スキャンダラスな画家。ハンサムじゃないけどその色香は濃厚。
全くタイプの違う女性(クリスティーナ・ヴィッキー・マリア)なんだよね、貪欲だなー骨の髄まで女好きだなー。
女たらしは努力じゃなくて天性のものだからね、女の男好きと同じでビョーキは治らないと思うよ。
マリア
フアンと差し違えて離婚した芸術家の元妻。
実にゴージャスで官能的!女として最強~!
でも彼女のキレた時の常軌を逸した嫉妬深さはどういうことだろう。
怖いくらいの怒りぶりは、なるほどオスカー女優。
色々あるけど、あくまでもバルセロナでのバカンスであって、結局は自分の人生に戻っていく女2人。
人生が変わるでもなく、人間として成長した訳でもなく・・・・あ。
クリスティーナは、若干写真の腕をあげたのと、バイになって間口が広がったのかな(笑)
印象深かったのは、マリアの哲学「成就しない恋愛だけがロマンティック」
でもね~、それでも人は求めちゃうものなんだな~魂の結びつきを!