監督:今敏
原作:筒井康隆
声:林原めぐみ(パプリカ・千葉敦子)、古谷徹(時田)、堀勝之祐(島所長)
大塚明夫(粉川警部)、江守徹(乾理事長)、山寺宏一(小山内)
音楽:平沢進
ストーリー>
他人の夢を映像化したり、介入することが出来る装置「DCミニ」。
この装置を使って患者の夢の中に介入し治療をするパプリカという女性が主人公。
ある時DCミニが盗まれ、他人の夢と人格を支配するというテロが発生する。
「ステキですよね、友達と同じ夢を見るなんて!」てセリフがあって、
私も子供の頃同じ事を考えていたのを思い出した。
子供の頃、5つ年下の妹が可愛くて可愛くて、いつもベッタリでした。
同じ夢が見たくて、姉なのに妹の後をつきまとって同じ事をし、同じものを食べた
ウザイ姉でした~。
もし現在にDCミニが開発されたら、間違いなく即購入!でしょう。
面白い映画やアニメは、冒頭部分でピンと来ると思うけれど、まさにこれ。
オープニングが秀逸でした。
音楽、映像のスピード感に乗せられて、どんどん引き込まれます。
夢と現実の境がだんだん付かなくなり、やがて現実が夢に侵食される。
場面転換が早く、不条理だったり同じシーンがリピートされたり。
ああー、夢ってこうだよね!映画で夢体験してるみたい。
悪夢のパレード、気持ち悪いのに面白い!けっこう好きです。
七五調の妄言のアイデアも気持ち悪くて良い!
夢と現実の狭間にブルーの蝶が出てくる意味が解んないけど、なんだかステキ。
千葉敦子が、パプリカとして夢を見る為、自分の夢を見なくなるんだけど、
ラストで夢を見るシーンでは、ちょっとじーんとした。
思いのほか良かった主題歌「白虎野の娘」↓
http://www.youtube.com/watch?v=k3ZD0zClECQ
