監督:高田雅博
原作:羽海野チカ
出演:櫻井翔 、伊勢谷友介 、蒼井優 、加瀬亮 、関めぐみ 、堺雅人
羽海野チカの同名コミックの映画化。
私はコミックは読んでないです、はい。
うーん、青春ラブストーリーっすね!
みんな片思いしてます。
懐かしいというよりは、こんな青春したかったなーに近い。
美大とか芸術仲間なんて遠い世界だし、憧れの大学生活な感じ。
実際にこんな人達はいないでしょう~。
誰一人親近感覚えるキャラは出てこないんだけど、「片思い」を
キーワードにして共感できちゃう。
誰も経験あるし、大人になってもたいして変わらないからねー。
年くっただけで、人の気持ちなんて思い通りにいかないもんです。
ただ、大人になってから見たせいなのか、物足りない感があるのも事実。
なんか、薄いかんじがするというか。
森田(伊勢谷)が作品に妥協して出品し、はぐみが賞を取ることを意識して
スランプに陥る。
森田がその作品を燃やすことでスランプから抜け出すんだけれど、描き方は
中途半端で、ラブストーリーのスパイス程度でしかなく。
竹本が自転車で飛び出して「昨日までの自分から逃げ出して、あとは転げ落ちるだけ」と大げさな割りに、ビール飲み干し「これも青春」なんて余裕感じるし、翌日には何かを悟ってはぐみに告白するという安易ぶり。
この辺の盛り上がりをしっかり描いてくれたらなー。
けっこう面白かっただけに惜しい気がする!
しかし、いわずもがな蒼井優の可愛らしさ、可憐さ、透明感。
彼女無しでは成り立たなかったと言えるくらい。
黒猫がモザイクで度々出てくるんですが、どういう意味があるんだろう?
コミックにも出てくるんでしょうか?

