バタフライエフェクト・ディレクターズカット版 | あきすとぜねこ☆映画とか食べ物とか日常とか☆



 


製作:2004 アメリカ


監督:エリック・ブレス、J・マッキー・グルーバー


出演:アシュトン・カッチャー、エイミー・スマート、ウィリアム・リー・スコット、エルデン・ヘンソン


 


 


タイトルになっているバタフライ効果とは、カオス論理で、 「北京で蝶が羽ばたくと、地球の反対側のニューヨークで嵐が起こる」と言われる。


 


わずかな差が時間とともに拡大して、結果に大きな違いをもたらす、という意味。


 





公開版を見た後、ディレクターズカット版が見たくてWOWOW放送を待ってました!


以下、公開版と違う所。



少年時代シーン>


・ダイナマイト事件の後、部屋で日記を書いている時に、父親の名前の書かれた箱を見つける。


中身は、写真の束と祖父の死亡診断書。祖父も気が変になり精神病院で死んでいたことがわかる。



大学時代のシーン>


・自分の能力に気付き始め、母親とレストランでディナー。


母親はケヴィンの前に2人の子を死産していること。あなたは3人目にして生まれた軌跡の子だと言う。


そして食事の後、母親と2人で占い師に見てもらうと、ケヴィンの手相に生命線が無いことを指摘される。


「生まれるべきでない子供」と。



ラストシーン>


・ホームビデオの再生されるシーンとセリフ。


公開版・・・少年時代のパーティシーン。この日記が読まれるということは、僕の計画が失敗したということ。


今回・・・・母親の出産シーン。この日記が読まれるということは、僕が死ぬということ。



自分が生まれてくることを拒否する。これにより運命が変わる。


母親は別の相手と再婚し、4度目にして子を儲ける。


特殊能力を持つ父方の血統を断絶させることによって、物語に終止符が打たれる。



自分の存在全否定なディレクターズカット版より、公開版のラストのほうが好きです。


母親はケヴィンの前に2度の死産を経験しているわけですが、その子供達も自ら死を選択した結果なのでしょうか。





それともストーリー全てが、生まれることの無い赤ん坊が母親のお腹の中で見た夢だったのでしょうか。