なぜいつも富士登山競走前に風邪をひいてしまうんだろう?
風邪ひかんように注意しながら生活してるのに。
去年はヨメから、そして今年は会社で咳をする人から。
ヤバそうだから注意しなきゃとしっかりマスクをして対応していたのに。
葛根湯を飲むも効果はなく、
喉ガラガラ、くしゃみ連発、熱は測らん(熱があると思うとヘタレてしまうため)での出走。
Bブロックだけど、スタート地点に立ってしまえば四の五の言ってられません。
レース当日のアドレナリンでなんとかなると信じてました。
で、スタート。
入りは4:30アンダーくらいで入って、
2㎞くらいはそれでガマン。
次第にペースが落ちてくるやろうからできる限りガマンして
馬返しまではゼッタイ歩かないレースプラン。
ココまででいい位置をキープしとかないと渋滞に巻き込まれてしまうとよく言われています。
スタートから最初の左折まではまずまず、
左に曲がって金鳥居を目指しますが、
あれ?なんかおかしい。
のどがガラガラで息がゼーゼーして体感よりも明らかにペースが遅い。
4:47
なぜか後続に抜かれていく。
5:08
あれ?明らかに去年の方が速い。
その割にカラダが苦しく重い。
どんどん、どんどん後続に抜かれていきます。
5:15
心拍は150を超えている。
コレ、山頂までムリやろ……。
あかんわ、リタイヤするところ考えよ。
全然スピードに乗れず、差し込みも入ってきたのでペースダウン。
北麓公園に荷物届くから、
コースを外れて北麓公園に向かおう。
いやいやいやいや、あかんやん。
5合目の荷物どうするんよ、財布も入ってるし。
北麓公園からバスで上がるか?
バス代持ってないやん。
いやいや、いやいや、スマホあるからICOCA使えるやん。
あれこれリタイヤすることを考えながらペースを落として走る。
弓削田さんにもさっさと抜かれ、
DブロックやEブロックのランナーたちにもどんどん抜かれていく。
あ~あ、オレここに何しに来たんやろ。
ヨメや娘にバカにされるんやろなあ。
どんどん抜かれる。
あれ?北麓公園の入口どこや?
そんなとこ見落とさんやろ。
ワタシ勘違いで左にあると思ってました。
いくら探してもないわけで。
あかん、たぶんもう過ぎとるわ。
もう5合目まで行くしかないやん。
たぶん関門でアウトになるやろし。
あきらめモードで走って中の茶屋の給水にたどり着く。
時計を見ると7時37分。
あれ?これってまだ狙えるやん。
みやすのんきさんの予定では7:40通過。
するとカラダは現金なもので少しずつ回復してくる。
ま、とりあえず馬返しまでは歩かず、
5合目までがんばるべ。
周りのランナーは明らかにワタシよりも遅いから
遅いながらもどんどんどんどん抜いていける。
次第に気分もよくなってきた。
馬返し通過1:07:11
予定より2:11オーバー。
周りのランナーはまだ山頂を狙っているみたい。
あきらめなくてもよさそう。
ただできるだけ前に行っておきたい。
みんなが走らない浸透枡の石だらけのところも仕方ないけど走って少しでも前に。
でもさすがにこのタイムではね。
昨年は巻き込まれなかった渋滞に巻き込まれた。
ま、ペースダウンしたから仕方ない。
走れるところは少しでも走って、すき間を見つけては前へ前へ。
でも、決してコース外は走らなかったよ。
ここがNo.4●1さんとの違いだ。
(同じBブロックでこの位置にいるんだから気持ちは分かるけどな)
オレはちゃんとルールを守ったぜ。
とにかく前へ、前へ。少しでも前に行ける隙を見つけたら
すかさずペースアップ。
五合目に到達。
2:08:21
予定より8分21秒オーバー。
これって、ビミョー。
リタイヤするまでのタイムでもないし
かといってギリギリのタイムっぽいなあ。
でも、ここまで来たら行くしかないっしょ。
そしてここからが未体験ゾーン。
5合目過ぎた辺りでいただいたスプライト
本当においしかった。
もう水だけしかないと思ってたから
カラダに沁みわたりました。
本当にありがとうございました。
さあ、とにかく8合目の関門を何とか突破しよう。
走れるところは走る。
砂礫のジグザグはホント、歩きにくい。
みんなが歩くところは砂礫が薄く地面がしっかりして歩きやすいが
タイムアップは望めない。
そしてもちろん人の前には行けない。
踏み固められていないところは足が埋まり、ズルっと空回りして歩きにくい。
でも、ココを歩くしか人の前には出られない。
つくづく歩くのが下手だと実感した。
富士登山競走では、高速で歩く練習が必要です。
ほとんどやってこなかったことを後悔しました。
ただしばらく行くと岩場が行く手を阻みます。
でもこの岩場、ワタシにとっては順位を上げる絶好の機会でした。
富士登山競走の岩場では4足歩行がおススメです。
登りやすいルート(2足歩行用のルート)は人で混み合い渋滞します。
でもね、急なところは空いているんです。
もちろん規制ロープの内側だから登っても大丈夫。
みやすのんきさんの本でも書いてありましたが、
作業用の手袋がここでは効果を発揮しました。
ゴム張りでグリップ力があり、手の甲の部分は薄いつくりになっている手袋。
岩場をガンガン登って大幅にタイムロスを取り戻すことができた気がします。
みやすのんき氏はクロストレーナーを推奨してますが、
ワタシは日本の最下層を支えるブルーワーカー。
普段から40ftコンテナの荷下ろしをこの手でやってきたので、
多少の筋トレにはなっていたのでしょう。
正直、岩場は砂礫よりも楽ちんでした。
手袋をしていない方を結構見かけましたが、
富士登山競走は手袋は必須です。
(使い捨てのやつの方が気兼ねなく使えていいと思う。ワタシもノースフェイスのヤツを使わなくてよかったと思ってます)
そして手袋はコースの鎖や杭を持ってカラダを前に運んでくれるのにも役立ちました。
とにかく掴まれるものは何でも掴んで少しでもカラダを上へゴールへ近づける。
8合目ループにはまり、次第に疲労がだんだんと蓄積し、
なんだか平衡感覚がおかしくなる。
目の前がだんだんと白くなりながら、ふらふらになりながらひたすらゴールを目指す。
ここまで来たのだから、
グランドスラムのためにも何とか制限時間内でクリアしたい。
そんな気持ちで歩き続けました。
8合目関門通過
3:46:15
何とか制限時間内に登れるのではと少し安堵する。
でも、この区間のラップが30:33
ヤバいて。
このペースで登ったら間に合わんかも。
気合を入れなおすも、もうふらふら。
もう地面に顔が付きそうなくらい頭がボーっとしている。
とにかく、もうこれで終わらせよう。
来年?そんなもんはねーよ。
もう1回で十分や。
なんか鳥居が見えてきた。
ゴールかと思ったら違う。
最後の岩場
もう4足歩行の気力すらない。
ただ、ただ前に進んでいたら、
気づけばゴールしていました。
4:20:39
何とかギリギリ富士登山競走をクリア。
グランドスラムに王手!
来年のサロマで終わらせたい。
ぎりぎりクリアのワタシにはもちろんお鉢巡りの時間などはあろうはずもなく、
カップヌードルとビールをいただき下山ルートへ。
ちなみに、この下山が曲者です。
砂埃?そんなもん、職場の方がもっとひどい。マスクなんて必要ないっす。
ま、鼻の孔は真っ黒になりますけど。
ひどいのは、シューズやソックスです。
砂礫で真っ黒っす。
ソックスは捨てました。
みやすのんきさんが100均でいいと言ってたので、
ワタシもダイソーソックスを使用しましたが、正解でした。
8㎞弱ある下りは脚にしっかりとダメージを刻み付けてくれました。
長々と書きましたが、
ワタシの富士登山競走はこれでおしまい。
来年はきっと出ません。
もういいっす。
サブ4?56のジジイには無理っす。
最後に。
この日、吉田ルートで富士登山を楽しまれていた方々には
本当に申し訳ございませんでした。
ワタシたちを優先して道を譲ってくれた方々、
もう、頭が上がりません。
本当に心からお礼を申し上げたい。
ありがとうございました。
それでは、今日もご安全に!
写真は後日アップします。









